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デアデビル2期-③「Daredevil by Brian Michael Bendis & Alex Maleev Ultimate Collection - Book 1」

本記事は旧ブログからの移設版です。

情報

ライター ブライアンマイケルベンディス、デビッドマック

アート デビッドマック、アレックスマリーブ他

収録:daredevil(1998~2011)#16~19,#26~40

#20 ~25はデアデビルが器物損壊で訴えられる話で、マットマードックが被告の弁護をします。これは2期との本筋とは関係ないストーリーなので読まなくても何とかなります。別で買ってください。

「デアデビル ガーディアンデビル(Daredevil: Guardian Devil )」でデアデビル2期が始まり、そのあと「デアデビル エコー パーツオブホール(Daredevil: Parts of a Hole )」を挟んで、デアデビル2期のストーリーが本格始動するのが本書。

あらすじ

#16 ~19・・・デアデビルを憎む男の子に話を聞くベンユーリック。なぜその男の子はデアデビルを憎むのか・・・。全部の頁がデビッドマックのイラスト。幻想的なアートがストーリーとマッチ。

#26 ~37・・・裁判所を出たマットマードックは、直後にナイトロの襲撃を受ける。ちょうどそのころ、キングピンは組織の新入りサミー・シルクに裏切られていた。シルクはキングピンの部下たちから衝撃の真実を知らされる。なんと、キングピンはデアデビルの正体を知りながらデアデビルと距離を置いていた。その真実に対し行動を起こさないキングピンの態度が気にくわなかったのだ・・・。シルクのイレギュラーな行動が引き金となり、マットマードックは試練の時を経験する。

#38 ~40・・・無実の罪で捕まったホワイトタイガー。警官殺しの罪で起訴された彼をマットマードックが弁護する。ヒーローとは何かを問う世紀の裁判は衝撃の展開を迎える。


感想


ライターのブライアンマイケルベンディスは犯罪系のコミックが得意分野。他に、本書と同時期に刊行されていた「ニューアベンジャーズ」や、ジェシカジョーンズなども担当。今はDCコミック専属になっちゃいましたけど。「ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」では、マットがキャプテンアメリカにアベンジャーズに勧誘されるシーンがあります。その時本書のストーリーとクロスオーバーしますので興味のある方は是非ご一読ください。

デビッドマックは東京コミコンで来日したこともありますね。僕はジェシカジョーンズとデアデビルパーツオブホールの表紙にサインをいれてもらい、さらに一緒に写真も撮ってもらいました。彼のアートは繊細で大好きです。デビッドマックがコミックの中のイラストを担当するのってなかなかないんですよ。カバーイラストを担当することはよくあるんですが。ついでにこれも見てほしい。ちょうど本書の話が出てきます。

あと、この#16~19は別のTPBとしても販売されていて、マーベル公式電子書籍サイトだと両方売られているので、両方買っちゃわないように注意してください。いや別に両方買ったっていいんですけど。

さて、ストーリーの話に移っていきましょうか。ネタばれ気味の話になるかも。

マフィアの組織内部のリアル志向の話で、これまでとはまた趣向が違うように思うんですが、デアデビルの雰囲気とあってますね。ついでにいえば、ドラマ版デアデビルs3はベンディス期の雰囲気が近い・・ような気がする。

キングピンがデアデビルの正体を知るのが、ボーンアゲインの時。カレンが秘密を売り渡したとき。それが今になって恐れていたかたちで爆発。そして、本書のストーリーはカレンペイジが先のガーディアンデビルで亡くなった直後になりますよね。うーんその点にくいですね。

僕はデアデビルと弁護士の二面性(が好きだとさんざん言ってるんですが)。それを今回崩しにかかるわけで、より一層デアデビルのアイデンティティが浮かび上がるというこってす。これはかなりリスキーで、一度正体を民衆に知られたらなかったことにできないじゃないですか。もちろん誰かの超能力なら別ですが。ベンディスはかなり最初から攻めました。実際この正体バレの決着がつくのは5期になるので相当長いことこの展開がデアデビル誌に影響したことになる。

もちろんキングピンの、他の悪党が持ち合わせていなかった魅力的な面も見えてきます。でもデアデビルの話は実は次回以降の方が濃いかも。やはり本書の魅力は組織内部の生きるか死ぬかの駆け引き。その中でヴァネッサの力が浮かび上がり、キングピンの財産はヴァネッサなんだと思い知らされる。話のテンポも内容も面白くて、特にこの強烈な緊張感があるとこ好きです。

ホワイトタイガーってみなさんしってました?スパイダーマンのアニメに登場したりしたので聞いたことある人はいるかも。このホワイトタイガーの件は次巻以降にまた拾われる重要な話です。ヴィジランテの存在についての世論がもろにマットに影響するタイミングで、面白い話を入れてくるのさすがですね。


バラバラな文章で読みにくいとは思いますがゆるぢて下さい・・・・この本は超おすすめです。2期はこの本から読んでも大丈夫です。

前巻

後巻



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