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タブレットの選び方

 こちらも運営者が選ぶ好みの基準です。

カカオベルトの原料原産地

 タブレットの選び方で一番意味がないのは「ベルギー産、フランス産、スイス産」など加工国の記載。ヨーロッパや北米でカカオ豆はとれません。タブレットの美味しさは豆の品種が4-6割といわれています。そのためカカオベルトにかかる豆の原産地がどこであるのか?を見ると大まかに品種とテロワールがイメージできます。有名なガーナ、コートジボワールの品種や味わいはスーパーやコンビニ、ほとんどの外食チェーン店で食べられます。個人的に直営店やセレクトショップで興味があるのは南米、アジア、アフリカ南東などで「ブラジルアマゾナス州」など国名と地名があると買わずにはいられません。原種に近い美味しい品種であったり、テロワールや製造方法に工夫がなされているか気になります。

原料表記「カカオ、甘味成分」*補足あり

 *甘味成分=含蜜糖、または砂糖
「カカオ、甘味成分」が最もシンプルな表記で、一番試してみたくなります。しかしこの表記になると原料のポテンシャルの高さ=高価で希少な原料という原価も想像します。豆の原産国が分かっているファインカカオの副材として多い含蜜糖=精製されていない砂糖は、てんさい糖・サトウキビ・すだき糖・黒糖などがあります。もちろん香料や防腐剤、動物性乳化剤は除外。そのため興味もかねて、以下の成分のものを勉強で頂戴しております。

・カカオ、甘味成分
・カカオ、植物由来の乳化剤、甘味成分
・カカオ、カカオマス、カカオバター、甘味成分
・カカオ、甘味成分、バニラビーンズ

ちなみにココアパウダー、カカオバターはカカオマス(すり潰したカカオ)が原料なので、別々になっているとフレーバーが損なわれている可能性があり興味があまり湧きません。

選び方は自由

ここまで成分にこだわらなくても美味しいチョコレートはたくさんありますので、個人の選び方や好みは自由で良いと思います。パッケージで選ぶのも楽しいですよね。

国内でも購入できる場所はかなり絞られてきますが、お好みを見つける旅の参考に少しでもなると幸いです。

公式SNS / cacao travellers


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