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Weekly FE名古屋2021-22 #14

 明けましておめでとうございます。
 Weekly FE名古屋、2022年もよろしくお願いいたします。

今週のTopics

① 福島&越谷に3連勝!
② 勝手に選ぶB2月間MVP(12月)
③ 現在のロスターを確認してみよう

福島&越谷に3連勝!

 年末に福島ファイヤーボンズ(1試合)、そして年明けに越谷アルファーズ(2試合)と、東地区の上位争いをしているチームとの直接対決が続いたFE名古屋ですが、見事に3連勝でB2全体1位をキープしました。
 3試合とも第1Qにビハインドを背負う展開で、特に越谷とのGame2はオーバータイムにもつれ込む激戦。年末年始にもかかわらずお疲れさまです。

 試合内容はというと、怪しい時間帯もあるものの全体的にはターンオーバーが少なく、しっかりとインサイドにアタックしてフリースローを獲得するか、ディフェンスが集まったところでアウトサイドにパスを出して3Pという形を作れていたのではないでしょうか。
 ただ、この3試合はFT成功率が64.3%、57.9%、55.0%とB2全体でも最低レベルの確率となっており、ここは改善したいところです。今回は致命傷にはなりませんでしたが、1点を争う試合になることも多いでしょうし、たらればですが今回の越谷とのGame2にしてもあと1本フリースローを決めていれば延長にはなっていないわけですからね。

重要な場面でアンスポのFT2本をしっかり決めた野﨑
(写真提供:Masatoさん(@Matatotan))

 ディフェンスに関しては、前週の仙台89ers戦からインサイドが強力なチームとの対戦が続いていますが、チームで良く守れていると思います。ビッグマンへのダブルチームも早いですし、その後のローテーションも頑張っています。ダブルチームを仕掛けた際に無駄なファウルをしないのも良いですね。
 また、自分よりも大きい選手とのポジション争いの場面でオフェンスファウルを引き出せているのも大きいです。フロップ(わざと倒れたり大げさにリアクションすること)だという指摘もありますし、実際に狙っている部分もあるでしょうが、個人的にはそこに至るまでの過程で手を抜いていないことを評価したいです。オフボールのポジション争いって、どうしても気を抜きがちな部分なので。

「大きな相手にはチームで守る」が徹底されている印象
(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 そして何より、仙台のジャスティン・バーレル、福島のジェイソン・ウォッシュバーン、越谷のアイザック・バッツという重量級の選手を相手に、大きな怪我なく好成績で終えられたのはすごく大きいです。
 前半戦であれば外国籍選手の入替え等もできますが、そろそろリーグ戦も後半戦に入りプレーオフに向けてチーム戦術も浸透してくるところだと思うので、ここで主力が大きな怪我をするとなると相当痛いですからね。特に今季は新規の外国籍選手の加入が難しく、下手をすると外国籍選手を欠いたままプレーオフに突入、なんてこともあり得るので、そうならないようにコンディショニングには十分に気を配ってもらいたいと思います。
全員そろって後半戦&プレーオフを戦えることを祈りましょう!

勝手に選ぶB2月間MVP(12月)

 月初の恒例となりましたB2月間MVP、今月も独断と偏見で選出してみました。

B2月間MVP(東地区)
 アンドリュー・ランダル(FE名古屋)

12月の1試合平均成績
 18.1得点 8.2リバウンド 3.9アシスト 1.8スティール

 香川、西宮、仙台、福島と難敵の多かった12月を8勝1敗で終えたのはランダルの活躍があってこそ。得点、リバウンド、アシストの全てで安定して結果を残してくれています。
 また、数字に表れる活躍もさることながら、オフェンスの組み立てやインサイドのディフェンス、そして苦しい場面での個人技など様々な場面でチームを助けてくれました。スター揃いでともすれば機能不全に陥りそうな今季のFE名古屋がチームとして成立しているのは、昨季のB2得点王である彼のような実績ある選手が率先してチームのためにプレーをしてくれているからだと思います。

(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

次点:エヴァンス ルーク(FE名古屋)
 FE名古屋の好調の要因は、帰化選手である彼が相手の外国籍ビッグマンと互角に渡り合っているというのが大きいです。おかげで、ジェレミー・ジョーンズという駒を自由に動かすことができ、攻守ともに相手にプレッシャーを掛けることができています。

B2月間MVP(西地区)
 レイナルド・ガルシア(佐賀)

12月の1試合平均成績
 25.9得点 8.8リバウンド 7.5アシスト 2.9スティール

 月間MVPに選出した10月&11月よりもさらに成績を伸ばしており、チーム成績も上昇傾向とあっては、月間MVPに選出しない理由がありません。西川貴之の加入で役割を減らすかと思いましたが、マークが分散されてむしろさらに生き生きとしているように見えます。12/19福岡戦での26得点15リバウンド14アシスト6スティールとかちょっと意味が分かりません。
 加入が噂されているペリー・エリス(大阪)もクレバーな選手であるだけに、今のチームの形を崩さずさらにブラッシュアップできそうですし、このままだと、西地区の月間MVPはガルシアが独占するのでは…?

(写真提供:蝦夷さん(@azcvamm))

次点:ジョーダン・ハミルトン(熊本)
 序盤戦は苦しんだ熊本でしたが、ハミルトンの復帰以降は復調傾向。12月は平均23.4得点8.8リバウンド4.4アシストと、その能力の高さは誰もが認めるところです。やや3Pを乱発するきらいがありますが、それをいかにチームの戦術に落とし込めるか、今後に注目したいと思います。

現在のロスターを確認してみよう

 去る12/29(水)、早稲田大4年生の宮本一樹の加入が発表されました。特別指定選手契約の2枠をストックマンJr ケドリックと川島聖那の2人に使った矢先での発表だったので、新たな選手の加入に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

 ハイライト動画を見ての感想でしかないのですが、どちらかというと身体能力の高さよりもスキルで勝負するビッグマンといったところでしょうか。秋の関東大学リーグでは3Pも1試合平均で5本ほど放っており、シュートレンジは広そうです。

 FE名古屋での登録はSF/PFということで、完全なるインサイドプレーヤーというよりは中でも外でもプレーできる選手として期待されているのでしょう。過去のFE名古屋の所属選手で例えると、神津祥平(引退)や武藤修平(現・鹿児島)に近いタイプかもしれません。

 そして宮本一樹の加入で、今季のFE名古屋は特別指定選手枠の2枠を含めて全ての選手枠を使い切ったことになります。これ以降は、誰かを契約解除するか故障者リストに入れない限り、新たな選手を獲得することはできません。

 ということで、恐らくはこのままシーズン終了まで戦い抜くことになる現在のロスターを確認してみましょう。

PG:石川海斗、笹山貴哉、宮崎恭行、ストックマンJr ケドリック(KJ)
SG:野﨑零也、相馬卓弥、川島聖那
SF:ジェレミー・ジョーンズ(JJ)、林瑛司、鹿野洵生
PF:アンドリュー・ランダル、宮本一樹
C:ブライアン・クウェリ、エヴァンス ルーク、会田太朗

(ポジションは登録を無視して起用法などから勝手に振り分けました)

 …いいですね。強いて言えばPFの層がやや薄いですが、JJやルークがPFも兼任することを考えれば特に問題はないと思います。

 Bリーグでは各試合のベンチ入りは12名までとなっているので、この内3人はベンチ外ということになります。今は笹山が怪我で離脱していますが、復帰すれば間違いなくベンチ入りは当確でしょう。
 他にも、ここまでの起用法からすると、石川、野﨑、相馬、JJ、林、ランダル、クウェリ、ルークまでは確定といったところでしょうか。

 個人的には宮崎を当確枠に入れるか非常に迷うところ。能力的に疑いはないのですが、同じポジションに石川&笹山がおり、宮崎とKJの両方をベンチに控えさせておく必要があるかは疑問です。
 笹山の復帰後は、3P&経験を重視して宮崎か、身体能力&将来性を重視してKJか、の難しい二択になりそうです。

 また、宮﨑かKJのどちらかはベンチ入りするとして残る2枠は、川島、鹿野、宮本、会田の4人で争うことになるでしょうか。
 現状は鹿野と会田の2人がリードしていますが、川島と宮本も大学でしっかりと結果を残している有望株ですので、練習で力を発揮すれば序列が入れ替わっても不思議ではありません。

 と、いろいろ妄想してみましたが、誰がベンチ入りするにせよ、その席をめぐってチーム内で競争が生まれるのは良いことだと思います。
 各ポジションのバランスも良く、現時点では当確と書いた選手も決して安泰ということはないので、互いに切磋琢磨してさらにレベルアップしていってほしいですね!

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