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FE名古屋vs名古屋D プレビュー(FE名古屋編)

長い長いオフシーズンがようやく終わり、いよいよ20-21シーズンのBリーグ開幕が見えてきました。ということで、久しぶりのnoteです。

今回はBリーグ5年目にしてようやく実現した名古屋ダービーのプレビューです。
両チームの昨シーズンの反省、および今オフの補強の内容を踏まえて、この試合の個人的な見どころを紹介していきます。
(各選手&コーチについて、敬称は省略させていただきます)

FE名古屋側の見どころ

1.新加入PG2人に期待すること

今オフ、FE名古屋には、他チームへ移籍した山本エドワード&木村啓太郎の両PGに代わって、横江豊&松山駿の2人が加入しました。
役割としては、経験豊富でゲームコントロールに長けた横江が山本の役割を、スピードがあって縦への推進力がある松山が木村の役割をそれぞれ担うことになると思います。
個人的には、昨季の反省として、両PGの不調によるゲームコントロールの不安定さが挙げられると思っています。山本がシーズンを通して怪我を抱えたままのプレーとなってしまったこと、また、香川時代とは異なる役割を求めたことで木村のプレーに迷いが出てしまったことが主な理由だと考えています。
この辺りの反省点を、昨季の2人と同じ役割を担うであろう横江&松山がどうクリアするか、そしてHCがこの2人をどう使い分けていくかに注目しています。

2.ルーキー2人の役割

今季のFE名古屋には、林瑛司&ジャワラ・ジョゼフという2人のルーキーがいます。
ルーキーではありますが、昨季から(林は一昨季から)特別指定選手としてチームに合流していること、また、ルーキーにしては比較的身体が出来上がっていることから、それなりに出場時間を得られるのではないかと思います。
その上で注目したいのは、彼らのポジションです。大学時代は、林は主にSF、ジャワラは主にPFでプレーしていましたが、おそらくBリーグでは林がSG、ジャワラがSFにポジションアップをすると予想しています。
そうなった場合、林には今以上のハンドリング技術が、ジャワラには3Pの確率アップとオフボールのカッティング技術が求められることになります。この辺りについて、彼らの現状のレベルを見ていきたいと思います。

3.ソウ・シェリフのSF化

今季から外国籍選手の出場に関するルールが変更され、外国籍選手が3人までベンチ入りでき、その中から2人が同時にプレーできることになりました。これによって大きな影響を受けそうなのが、帰化選手であるソウ・シェリフです。
これまでは、外国籍選手が休憩する時間帯やファウルトラブルとなったときに出場時間を得られましたが、これからはそれも含めて外国籍選手だけでローテーションすることができるようになるため、その点では出場時間を確保するのが難しくなります。
一方で、裏を返せば、外国籍選手の休憩やファウルトラブルに備えてシェリフを温存しておく必要がなくなるため、彼が他の外国籍選手と共存できるのであれば、今まで以上の出場時間を得ることもできるようになります。
その上で必要になってくるのが、他の外国籍選手とプレーエリアが重ならない、SFとしてのスキルだと思います。具体的には、先に述べたジャワラと同様に、3Pの確率アップとオフボールのカッティング技術が求められます。
シェリフがこの役割を担うことができるようになれば、FE名古屋の戦力が大きくアップすることは間違いありません。彼の成長に期待しています。

4.外国籍選手のコンディション

既に至る所で話題になっているように、今季はコロナの影響によりほぼ全てのチームで外国籍選手の合流が遅れています。このため、今季の序盤戦は、いかに早く外国籍選手を合流させてコンディションを整えるか、チームに馴染ませるかが鍵になってくると思います。それが本質的なチーム力の差と言えるのか、という声も当然あると思いますが、実際にそうなってしまうことは間違いありません。
この外国籍選手の合流の遅れについてはFE名古屋も例外ではなく、新加入のジェロウム・ティルマン、アンドリュー・フィッツジェラルドの両選手が合流したのはプレシーズンマッチの2日前(9/10)のことでした。(もう1人のブラッドリー・ウォルドーはまだ合流前)
当然ながら開幕直前のこの時期に無理をさせることはないので、もしかしたら全くプレーしない可能性もありますが、試合前のアップからだけでも2人のコンディションを確認したいと思います。

以上、予想以上に長くなってしまったので、まずはFE名古屋側の話だけで終わりにします。
名古屋D側の見どころについても、なんとか試合開始までには…!

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