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記-07 本当に3カ月前からの受験準備で受かるのか?

googleで「管理業務者主任者 勉強時間」と検索すると「目安として300時間の勉強時間が必要だといわれています。 例えば、1日3時間ほど勉強したとして100日間です。 合格するまでに、おおよそ3カ月ほどの勉強期間を確保することが必要といえるでしょう。」(google検索より)

1日3時間で90日。

会社員が17時前後に仕事を終え、自宅後3時間受験勉強する。
出来なくはないでしょう。
毎日、17時前後に仕事を終えることが出来れば可能でしょう。

知合いの管理業務主任者は、ほぼ毎日、残業だと嘆き、挙句に労働基準法に違反するから代休で帳尻合わせをする生活を送っていると聞きます。

これはフロント(資格者)だけに限ったことではなく、アシスタント(非資格者)も同程度の仕事量です。
アシスタントは独占業務をフロントが行い、日常業務はフロントと同じ仕事をしているためです。

このような多忙の中で試験に受かる勉強をしなければいけません。
2回、3回と落ちている人なら試験に落ちる受験方法はすでに経験しています。(嫌味ではありません)
特に合格点まで5点も開きがある様の方は、はっきり言えば勉強不足は当然ですが、勉強方法に問題があると考えるべきでしょう。

あるいは眠気に勝てない、集中できない。
暗記が苦手、ついつい飲んじゃう。
いろいろな理由があるのでしょう。

そろそろどこかに埋もれている本気スイッチを探し始めるべきではありませんか。

アシスタントの方にひとこと。
そんな方に担当される管理組合は可哀そうです。

私は管理業務の知識が足りず、国に認められていませんが、皆さんの担当をすることになりました。
はっきり言われたら理事長は「おい、担当を代えてくれ」と言います。
逆の立場だったらこの気持ちは理解できますよね。

アシスタントは自分の環境を見直すべき

資格が取れない辛さはわかりませんが、傍から見ていて辛いんだろうな~と推測することはできます。
何をやるにもフロントのチェックを受け、ベテランになれば年下に承諾を得ることも求められます。
かなりの屈辱感があるのではないかと思います。
では、なぜ、同じ過ちを繰返すのですか?
受からなかった試験準備を同じようにやっても結果は同じでしょう。
確かに試験は問題の運もありますが、そのレベルは1点、2点で落ちた人が言える話です。

まずは、基本をマスターすることに専念すべきです。
区分所有法、マンション適正化法、標準管理規約、標準管理委託契約書。
この4つは管理会社では日常扱う仕事です。
担当する組合の管理規約をすべて読み直し、標準管理規約との違いをチェックする。
総会議事録、理事会議事録、添付資料をすべて読み直してください。
特に添付資料の収支予算計画、収支決算報告、賃借対照表、財産目録、長期修繕計画、修繕積立金計画を管理組合の皆さんに分かり易く説明できるぐらいなってください。
参考書や通信教育よりもよっぽど知識が身に付きます。

PCで用意されたフォーマットの変更箇所だけ直して、終わりでは知識なんて身に付くはずがありません。

管理会社に在籍していることのメリットを生かしきれずに受からない自分を叱咤してください。
日々の仕事への向き合い方をかえるだけで、雲泥の差ができます。

何時から準備を始めるのではなく、今から仕事を試験準備に取込む姿勢を持つことが合格する鍵になります。



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