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管理業務主任者に受かりたければ3月から試験を意識すべき

管理業務主任者やマンション管理士の試験が終わり、3カ月が過ぎようとしています。
マンション関係の国家資格は、毎年11月最終週です。
2月末で残り9カ月です。
「えっ、まだ早いよ」
そんな声が聞こえてきそうですが、複数回受験をして落ちている人が陥りやすいことに「区切りを決めて試験の準備をする」があります。
基礎は3カ月、過去問は2カ月と言った具合です。

マンション関係の国家資格を取るには、民法に代表される考えて解く問題と設備などのように暗記で解く問題があります。
民法等の考える問題は基礎を覚えて、問題の解き方に慣れる必要があります。
一方、設備等は覚えるだけです。どれだけ頭に押し込めるかで合否が分かれます。

これまでマンション関係の国家資格を目指す方に、日々の生活の中に建築基準法や設備はたくさんあり、それを意識して過ごすことで合格率は上がるとお話ししました。
ただし、これはそう簡単なことではなく、慣れるまでにかなり時間がかかります。
意外と人は通勤や移動時間を無意識に過ごしていることが多いようです。
この習慣が身に付くまで数カ月必要かもしれません。

マンション関係の国家資格の中でも管理業務主任者の試験は、過去問を繰返し解くことで合格できる資格です。
持論ですが、最低でも過去10年の試験を10回以上繰り返し解くことでかなりの実力を身に付けることが出来ます。
なぜなら、管理業務主任者の試験は過去問が繰返し出題される傾向があり、過去問がテキスト代わりになる試験と言えます。
また、各問題の解説はネットで簡単に探すことが出来ます。
単純に過去10年分を10回解くと2時間×10回×10年で200時間の勉強時間が必要になります。
3月から初めて、9カ月でこれを実行すると270日(1ヶ月30日換算)で約45分/日程度です。
あくまでも卓上の計算で、実際は回数を重ねると1回の試験は1時間強で終了するようになります。

よく過去問で勉強する弊害として、答えを覚えてしまい実力がつかないと言う方がいますが、それは勉強方法を間違えているだけのことで、繰返し行うことで「なぜこれが○」「なぜこれが×」の理由を考えながら解けば知識は自然と身に付きます。
10回やっても同じ間違いを繰返す問題(分野)は明確にわかります。
その問題だけを重点的に勉強することでより合格率をアップすることが出来ます。

毎年、その年度の資格試験の参考書が発売される時期は試験の半年前ですが、過去問で対応できる試験であれば、その発売を待つ必要はありません。

早めに目標とする資格試験を意識することは、合格するために重要です。
「今日からやるぞー」と意気込んでも三日坊主では、意味がありません。
「今日は昇降機を意識して生活してみるか」程度の軽い気持ちで日々の生活に試験勉強を組み入れることから初めてみてはいかがでしょうか。

特に何度も受験して落ちている方は、これまでの勉強法が適していない可能性があります。特に勉強時間の不足を言い訳にしている方にはお勧めです。

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