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インターネット広告業界を一度離れたエンジニアが小売DXに入った理由

こんにちは。2021年8月にCyberAgent AI事業本部 DX本部アプリ運用センターにフロントエンドエンジニアで中途入社いたしました森田と申します。

はじめに

実は私は二回目の転職で、転職活動をしたのは今回が初めてではありません。今回は「今のところでも不満はないけど、将来のキャリアに漠然と不安を感じる」という方に向けて、自分の転職経験をもとにお伝えできればと思います。

はじめての転職

もともとは某企業にデザイナーとして入社して、広告バナーのUI作成やABテストマーケティング、広告管理ツールの開発・運用などを担当していました。チームメンバーの雰囲気がよく、風通しの良い文化だったのをよく覚えています。当時の部長やチームリーダーも新卒で入った私のことを気にかけてくださったので、非常に働きやすい環境でした。

しばらく働いているうちに「今の自分は環境に甘えすぎている」「自分の技術力をもっと伸ばして、自走力のあるエンジニアになりたい」と考えるようになり、はじめて転職活動を行なって前職であるWeb制作会社に入社。
ここでは受託フロントエンド開発や自社オウンドメディアの執筆をしていました。
(別会社なのでリンクは貼れませんが、『React 歴史』で検索すると私が執筆した記事が出てきます)

この会社はフロントエンド技術に特化した会社で、技術や発信のノウハウを磨くにはとても良い環境でした。また、受託開発ならではの働き方もこの会社で学べました。
働きながら学べるというのはエンジニアにとって最高の環境だと個人的には考えていますので、前職で働けたことには本当に感謝しています。

二度目の転職活動

なぜ転職活動を再開したかというと、自分の市場価値を再確認したかったという思いももちろんありましたが、「今、自分がインターネット広告業界に戻ったらどんな課題解決ができるようになっているだろうか」という好奇心が抑えられなくなったためです。
やはり新卒ではじめに入った業界ということもあり、インターネット広告業界には思い入れがありました。そのため、転職活動の軸は「インターネット広告産業に携われるフロントエンドポジション」としていました。

転職って面倒じゃないの?

先に結論から言ってしまうと、面倒です。履歴書や職務経歴書を用意する必要もありますし、志望業界の絞り込みや企業分析、企業が決まったら面談・面接・・・当然現職での通常業務もあります。仕事をしながら就職活動をやり直しているようなものですから、当然コストがかかります。今は転職活動をサポートするサービスが多数リリースされていますので、これらを駆使しながら活動しました。

転職に対する考え方

なぜ面倒なのに転職活動を行なっていたかというと、ひとえにカジュアル面談が楽しかったことも大きいです。自分がどの程度の市場価値があるのかを客観的に判断してもらえることはとても嬉しいですし、成長意欲にもつながります。
また、カジュアル面談で色々な会社のサービスや風土、組織やビジネスモデルを聞いていると、自分が本当にやりたいことがより明確になっていきました。
特に我々が携わっているインターネット業界はトレンドや技術の移り変わりが激しく、常に最新の情報をキャッチアップしなくてはいけません。そういった観点でもカジュアル面談は最新の情報を取り入れる絶好の機会でした。

アプリ運用センターに決めた理由

前述の通り私はサイバーエージェント以外にも、インターネット広告業界を中心にいろいろな企業様の選考を受けていました。実際に内定をいただいた企業様もあります。そのなかでアプリ運用センターを選んだ決め手となったのは、カジュアル面談で聞いたビジネスモデルと求められているポジションでした。

アプリ運用センターでは様々な小売企業様と協業してアプリやWebサービスの開発を行なっています。クライアントに対して単純なサービス開発の提供だけでなく、今後事業として成長していくための戦略まで目線を合わせて一緒にモノづくりをしています。

私はこの話を聞いた時に「これは技術力と営業力の両方を持っているサイバーエージェントじゃないとできないことだな」と思いました。
受託開発のときももちろんクライアントと協力しながら業務を進めていましたが、基本的には「案件をもらう→開発→納品→必要であれば保守運用」という流れでした。アプリ運用センターは小売業界全体のゲームチェンジを考えながら動いているため、必要であれば自分達から案件を作り出すという動き方もできる環境に大きな魅力を感じました。

もちろん手を挙げればチャレンジさせてくれる裁量の多さや風通しの良さも印象に残りましたが、やはり一番の決め手はビジネスモデルだったと思います。「自分の今までの経験がすべて活かせる場所を見つけた」と考え、選考に進むことを決意しました。

アプリ運用センターに来てやらせてもらえたこと

フロントエンドエンジニアとして入社し、さまざまなプロジェクトでのフロントエンド開発のほか、アプリ運用センターで取り扱っているWebサービスのフロントエンド全般のテックリードを担当しています。最近では要件定義から案件に携わることが多く、サイバーエージェントでの裁量の大きさを痛感しています。もちろん大変なこともありますが、

  • 自分が今まで経験してきたことを活かせていること

  • そのうえで、未経験の分野にも積極的に挑戦できていること

  • 困った時は助けてくれるプロフェッショナルが周りにいる環境

  • 組織がどんどん成長している実感がある

など、楽しく働けているので転職してよかったなと感じています。
ほかにも新卒・中途の採用面接やサイバーエージェントの研修イベントである『CA 1Day Youth Boot Camp フロントエンド編:現場に立つ前のReact「再」入門』での講師も担当させていただくなど、幅広くいろいろな分野に関わらせてもらっています。

おわりに

私たちは、引き続き一緒に働く仲間を探しています。転職に興味はあるけど不安、という方もお気軽にご連絡していただければと思います。

まずはカジュアル面談で気軽にお話ししましょう!