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《滑走路の数字》の意味を初めて知った新人CA時代、感動したので共有したい!

入社するまで航空業界の知識なんて何もなかった私。新人CA時代、滑走路に書かれている数字の意味を知った時、とても感激しました。
この記事では、世界中の滑走路に書かれている数字とアルファベットの謎を羽田空港を例に解説します。

滑走路の数字&アルファベットの謎とは!?

機内から窓の外を眺めていると、離着陸時に滑走路に「22」や「16R」などの数字やアルファベットが見えることがあります。

Google マップ

これらの数字は飛行機が離発着するうえで極めて重要なもの。

滑走路上の数字は方角を意味しており、北を起点に360度として時計回りに刻まれています。

北:360度→「36」
東: 90度→「09」
南:180度→「18」
西:270度→「27」

羽田空港にも存在する「16L」や「34R」などのアルファベットについては、複数の滑走路が平行している場合の区別として書かれています。

平行している滑走路が存在する場合、方角を示すための数字が一緒になるので、「右:R」と「左:L」で区別します。

羽田空港の滑走路を見てみよう

羽田空港の滑走路は現在、A、B、C、Dの4本。

Google マップ

CA同士は、

「22(ツーツー)からの着陸はディズニーランドやスカイツリーが見える」
「05(ゼロファイブ)からの離陸は時間がかかる」

など、英数字で滑走路のことを呼びます。

方位を確認すると…

では、方位磁石に当てはめて見ていきましょう!

羽田空港のA滑走路とC滑走路は、このようになります↓

B滑走路はこう↓

そして、D滑走路↓

ここで、一瞬「数字が逆では?」と若干混乱してしまうのですが、

05と書かれた滑走路は「方位050度方面に向かって伸びている」こと表しています。

飛行機がどの方位に向かって飛んでいくのかと考えるとわかりやすいです。

✈︎ 

次回、滑走路の数字とアルファベットを見た時に、ちらっと思い出していただけるとさらにフライトが楽しいものになるかもしれません!


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