客室乗務員訓練で教官から言われた一言が今でも時々身にしみる…《CAの教訓》
こんにちは。《CA.jp》編集担当スタッフです。
客室乗務員として入社して最初に待っているのが、訓練。大きく分けて「保安訓練」と「サービス訓練」の2つを受けるのですが、ここではまるで学生時代に戻ったかのように毎日朝から晩まで勉強の日々が待っています。
一緒に切磋琢磨した同期は今でも仲間であり、あの頃のことは今でも昨日のことのように思い出すことができます。
約2カ月間ほどの訓練中、大変お世話になった客室乗務員の教官。
新人で右も左もわからなかった私たち1人1人と真摯に向き合ってくださり、一緒に喜んでときには一緒に涙を流してくださることもありました。
そんななかで、教官から言われた「〇〇さん(私)は詰めが甘い!」との言葉。
当時はとくに図星すぎて心にズンと刺さりました。
短い期間でも私の性格や心の声を見抜き、励ましや奮い立たせる意味で送ってくださった言葉だと私は理解しています。
そんな「詰めが甘い」との言葉。
実は今でも失敗したり落ち込んだりすることがあると、教官の声が鳴り響き心にしみるのです。
まさに私の本質を見抜く言葉だなぁと。
私は「また自分の詰めの甘さが…」と反省するのみなのですが…。
そんな教官とは、訓練を無事卒業してフライトを始めてしばらくした頃、機内で出会うことがありました。
一緒にフライトさせていただいたわけではなく、フライトが終わった教官の機体で今から私がフライトする、というようにクルー交代の際にすれ違い、言葉を交わすことができたのです。
例え訓練を終えても、新人の頃の教官はずっと“教官”のままで、少し背筋がピシッと伸びる存在であるのと同時に、“初心に戻れる”場所のような存在。
「大丈夫よ。今日も楽しく飛びなさい!」全力の笑顔でそう言ってくださった教官。
「詰めが甘い」との厳しいお言葉。そして今でも鮮明に思い出す誰もが好きになってしまう全力の笑顔。
そんな厳しく優しい教官。
あのとき「〇〇さんは詰めが甘い!」と叱っていただいてありがとうございます。今でもよく思い出し、感謝しています。
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