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《ANA企業研究》押さえておきたい環境に関する取り組み

7月8日、全日本空輸(ANA)はANA便を利用する企業と共同でCO2排出量削減に取り組む同社の制度「SAF Flight Initiative(SAFフライトイニシアチブ)」 に、京セラが荷主企業として初めて参画したと発表しました。

この取り組みは、SAFを活用してCO2削減につなげるもの。ANAが第三者機関の認証を受けたCO2削減証書を発行し、京セラはCO2排出量の削減につなげ、長期環境目標「2050年度カーボンニュートラルの達成」に貢献します。

※ 「SAF」とは、「Sustainable aviation fuel(持続可能な航空燃料)」の略で、バイオマス由来の原料を使って生成されるジェット燃料のこと。さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

詳細:「SAF Flight Initiative」 カーゴ・プログラムに初の荷主企業として京セラ株式会社が参画(2024年7月10日 ANAあきんど株式会社)

また7月9日、全日本空輸(ANA)と、中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が、使用済みの航空貨物用フィルムをプラスチック製品に再生して使用する「空港内資源循循環型スキーム」を共同で構築したと発表しました。

スキームの概要は下記の通り。

1. ANAは貨物を梱包したプラスチックフィルムの付着物を除去し回収
2. 大和エネルフ(株)は空港にてANAから回収・三陽化学(株)へ搬入
3. 三陽化学(株)は圧縮されたプラスチックフィルムを回収し、ペレットに再生
4. 愛知プラスチック(株)はゴミ袋へ再生化
5. セントレアはゴミ袋を購入。ターミナルビル内のゴミ箱へ設置。

引用:https://www.anahd.co.jp/group/pr/202407/20240709.html

これにより年間約20トンのプラスチックごみが廃棄されることなく、その一部が空港内で循環することになります。

詳細:ANAと中部国際空港(株)が中部国際空港における資源循環型スキームを愛知県のプロジェクトチームと共に構築(2024年7月9日 全日本空輸株式会社|中部国際空港株式会社)


サステナビリティに関する航空業界の取り組みが注目される中、ANAの公式プレスリリースでは最新の情報が常に更新されています。ぜひ他の情報ともあわせて確認しましょう。

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