感覚が戻ってくる

食べる量がめっきり減った。身体が軽い。
今食べている量は、減量したいので標準より少ないくらいで。
だけど十分満足だ。今までが本当に食べ過ぎだった。

体重が減り、食べる量が減り、今まで「食べ物を詰め込んでいた」ところに
空間や余力ができると、五感・感覚が徐々に戻ってきているように思う。

布団の温かさ、気持ちよさを前より敏感に感じたり、
線路横を歩いている時に電車が通ると、その速度や音や風に圧倒されたり。
のどが渇いているのか、お腹が空いているのかわかるようになったり。

そして、間違いにも気付けるようになった。

疲れて眠たいのかと思っていたが、ただ少し脱水でだるいだけだったり。
そういう、「今までの思い込み」にも、
「あれ、ちょっと違うんじゃないの?」と疑えるようになった。
(これはダイエットだけじゃなくて、「心の悪癖」や「障害」に気付かせてくれた人のおかげが大きいと思うが)

「感覚が戻ってくる」というのは、心地よくて、こそばゆいような、
少しスッと引き締まる思いも、ある。

色んなものに気付けるようになるということは、
「嬉しい」も「楽しい」もやってくるけれど、
「悲しい」や「苦しい」や「寂しい」もやってくるんだと思う。

なんでも、一面だけ、都合のいいことだけではないはずだから。

だけど、「自分を取り戻していける」のであれば、
引き受けたいと思うし、逃げずに、正面から受け止めたいと思う。

もっともっと、「感覚」や「感情」を磨いて、研ぎ澄ませるようになりたい。

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