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ゼノブレイドプレイ日記2〜ダンバンさん~

(注.この記事にはゼノブレイドとゼノブレイドクロスのネタバレが含まれています。)

二日目になって初めてタイトルの音楽に耳を傾ける。この曲すごい短調だ(そしてすごい好みだ)。え、短調だよね?音感ないから適当に言ってるけど多分短調。およそ冒険RPGにはふさわしくないほど悲しい曲調。その証拠にゼノブレイドDE(switch版のゼノブレイド)の紹介映像ではこの曲は使われていない。しかしこの音楽こそがゼノブレイドの本質を捉えているのだと思う。シュルクたちの旅は二日目プレイ分から始まるが、その目的はワ○ピースを見つけることでも、奪われた仲間を取り戻すためでもない。復讐だ。どうあがいても、拭えない悲しみが根底にある。それがこの物語なのだろう。きっつい世界観だぜ!!

シュルク&ライン(この記事ではゴリラと呼ばせていただく)の最初の目標は、コロニー6(巨神の腰あたり)に行き、黒い顔つきの機神兵(フィオルンを殺した鉄屑)の情報を集めることだ。出発点コロニー9は巨神の足にあるのでどんどん巨神を登っていくような冒険になるのだろうと予想。とりま洞窟を抜けて目的地に向かうのだが、なんと洞窟内でゴリラが蜘蛛のボスモンスターに貫かれて死んでしまうビジョン(未来視)が発動する。ゴリラの筋肉は何のためにあるんだよと突っ込みつつ、さすがにここでゴリラにも死なれたら精神が持たない。3DSを持つ手に力が入る。いよいよビジョン通りに蜘蛛のボスが登場し、ゴリラが危ないとなったその刹那、シュルクのモナドに新たな文字が浮かぶ。その文字は「盾」。ゴリラに防御壁を付与することに成功し、ゴリラ死亡の未来を回避した。って、

それフィオルンに使えや!!!!!!!

(一回深呼吸をして精神を落ち着かせ、)

それフィオルンに使えや!!!!!!!!!!!

……まあでも「盾」の性能はタレントアーツ(固有必殺技みたいなもの)を一回防ぐだけだから、フィオルンに使っても意味ないか。中途半端に使いずらいなこの技。そもそもタレントアーツと普通のアーツってどうやって見分けるの?まあでも蜘蛛に勝ったからいいや先行こ。

一行は巨神脚に到着。かの有名なガウル平原のあるステージだ。スマブラで見たことあるステージにスマブラで聞いたことある曲。ということはスマブラで出てきたあいつここに出てくるんだろうな(メタ読み)。壊れたバギーを見つけそれに触れると、シュルク君またビジョン発動。今度は男の子がモンスターに襲われるという予測。助けなければ。ちなみにこのステージ急にLV80を超えたユニークモンスター(二つ名つきの強キャラ)が出てくる。もちろん回避可能だが、この急に強いやつ出てくるのゼノクロを思い出す(守護神ゴ=ラアとかいう罠)。ちなみにこいつの二つ名は縄張りで、ゼノクロにも同じ二つ名を持つ似た感じのモンスターがでてくるし、最初の大陸でうろちょろしてる迷惑な奴。

まあしかし、人探し程度なら困ることもなく、ジュジュという名の男の子を助けることに成功。今後はジュジュのことをガキと呼びます。お礼にとガキの案内で、ガキが暮らしているキャンプに向かう一行。そこでガキの姉カルナ(21歳)に出会います。カルナたちは、もともとコロニー6の住人。しかし、コロニー9より先に襲撃され、カルナは一部のお年寄りと子供を連れて避難。コロニー6の被害状況はカルナの婚約者(ガド)の安否も含めて不明となっている。そのためガキはコロニー6の状況が心配で、一人でコロニー6に行こうとし、その度にカルナに怒られているらしい。と話している間にもガキは直してもらったバギーで逃走、コロニー6へ向かってしまう。本ッ当にガキね!!シュルクはガキに加えカルナの死のビジョンを見てしまう。これは大変なことになった。一行はカルナをパーティーに加えガキのお守りに出発した。道中ゴリラ×カルナのフラグが立ったような気がしたがスルー。一方その頃ガキはバギーを秒で壊していた。おめえは全自動バギー破壊機か。よくそれで行こうと思ったな。あっという間に機神兵に見つかりピンチに。しかしシュルク達が間一髪で間に合い、しかもシュルクのモナドが新たな力「疾」に目覚め、ガキ&カルナの死を回避成功。ちなみに「疾」は味方一人の物理回避をあげる技だ。エーテル攻撃は回避できないし、物理も100%回避できるわけではないので微妙に使いづらい。一安心かと思ったところに真打の顔つきの機神兵登場(黒いやつとは違う個体)。ガキを捕まえて飛び去ってしまいます。ピーチ姫にも劣らぬガキの連れ去られ力。一行はガキが連れ去られたであろうコロニー6に急ぐ。正面突破は厳しいということで、コロニー6に続く地下坑道からの突破を目指す。この地下坑道でオダマさんと邂逅を果たす。オダマさんは髪の毛一本ない美しい頭を持つちょっとガンコめのじじいだ。シュルクはこのオダマさんがガキとガドの仇をとるために死ぬビジョンも見えてしまう。みんなめっちゃ死に急ぐやんシュルクガンバ!!オダマさん’sアドバイスで、ガキがとらわれている、中央採掘場最深部へ。

ここで急にアクション要素フル装備のダンジョンが牙をむく。このゲームキャラクターの動きはそんなに良くなく、飛び移りやタイミングよく渡ることが必要なギミックだとめっちゃミスる。幾千万のシュルクを五体投地させ、やっとこさ最深部へ。ボスがここら辺にいたやつみんな(多分ガドも)食べちゃったてへぺろと言ってバトルスタート。しかしボスに何度挑んでも、取り巻きすら倒しきれず、レベル上げを余儀なくされる。

このレベル上げやっているとき重大なことに気が付く。それはシュルクのモナドのアーツは、アーツによって消費するタレントゲージ(通常攻撃で溜まる)が違うということだ。今までは機神兵に大ダメージを与える「斬」ばかり使っていたが、これは最も消費が多く、コスパ的には「機」(味方の攻撃が一定時間機神兵に通るようになる)を使った方が良いのだ。それに気が付き再戦したところ、あっさりHP半分くらい削り、イベントへ。

その内容とはオダマさんが自分の身を犠牲にして顔つきを最下層の下のやべえ液体が流れているところに突き落とそうとするもの。シュルクが機転を利かせ助けようとするが、一歩足りない。その一歩の穴を埋めたのは何とここまでいいとこなしのゴリラだった。ゴリラのおかげでオダマさんは死を回避。ゴリラお前、いいゴリラだな。その後しぶといボスが脱出中に追いかけてきて二回戦が始まるのだが、苦労しなかったので割愛。

地上に出てきたシュルク達を待っていたのは、憎き黒い顔つきの機神兵を含む大量の機神兵だった。この物語ピンチしかねええええと叫んでいると、一つの弾丸が、機神兵に当たる。そうバンダナのおっさんとダンガンさんじゃなくてダンバンさんが助っ人に来たのだ。歓喜の嵐。機神兵をばっさばっさ倒すおっさん二人。強制バトルも難なくこなし、残った敵は、なんか急に現れたテレシアさん(モンスター)が倒してくれた。めっちゃ人懐っこいテレシアさん面白い。

今回なぜタイトルをダンバンさんにしたのか。それはダンバンさんを通して、シュルクはこの物語の主人公になれんのかということを考えたかったのである。

シュルクのピンチに駆けつけたダンバンさん。実はまだ戦いの後遺症が残っており、聞き手の右手が動かず、左手で剣を持っての参戦だった。はっきり言おう、この世界で聞き手じゃない方の手しか使えないにも関わらず戦いに参加するなどほぼ自殺行為だ(そもそも普通に戦っても自殺行為なんだが)。それでもダンバンさんはシュルクを助けるため、急いで左手で剣を扱えるようにし、そして危険を顧みずシュルクの元まで駆けつけた。この並大抵ならぬ覚悟こそがダンバンさんが、モナドを使わなくなっても英雄たる証だと思う。しかしシュルクはどうだ。モナドを握っても、今戦わないでいつ戦うというときに動けないままフィオルンを死なせた。今回の戦いも黒い顔つきがでてきた瞬間殺すと息巻いていたものの、モナドの真の力を引き出せず一切有効打を繰り出せない、引き際も分からない。ダンバンさんが来なかったら多分ここで死んでいただろう。このままではシュルクは小僧(しゃべれる機神兵がシュルクのことをこう呼ぶ)のままである。ダンバンさんが参戦してきたその覚悟も分からないまま、これで百人力だぜ程度に思っているならこいつは主人公とはとても言えない。どうしようもない敵と遭遇したとき、はやる気持ちを抑え、冷静に引くことができるか。ダンバンさんの覚悟を汲みそして次またフィオルンのときのような絶体絶命のピンチが起こったとき、動かない体をそれでも動かして仲間を救えるか、そして復讐を果たせるか。それが自分が勝手にシュルクに課す、シュルクが主人公たるかの試練だ。シュルクがその責を果たせたとき、このプレイ日記の題名に「シュルク」が登場するだろう。あとダンバンさんマジでかっこいい。

三日目に続く

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