1レース1,000円から始める競馬のすすめ

　本当は今週別ジャンルのテーマで記事を書くつもりだったのですが、高松宮記念で久しぶりにバチ当てた（サムネ）ので調子に乗って競馬テーマで書きます。1レース1,000円と言いながら500円しか賭けてないじゃんとか言わないでください。ロードカナロアCでバカ負けた（1,500円）んです。

この記事はどういう人向け？

• 新しく競馬を始めてみたい人

• 誰かを競馬沼に引き摺り落としたいけど、初心者に勧めやすい分かりやすい馬券の買い方が思いつかない人

1レース1,000円を勧めるわけ

　パターンを書き出してみると、1,000円くらいが考えることが少なめで一番好みに合わせていろいろ変える気がするし、考えることもそんなに多くなくて済む。実際競馬場へ行って買うことを考えると、入場料やご飯台と合わせて、わりと程よい料金で楽しめるのではないかということで1,000円という設定にしてみました。当たれば交通費入場料お昼代馬券購入費全部チャラくらいは割と行くラインです。
　ちなみに入場料は開催日で200円（一部のG1など特別な競走がある日は除く）です。やすい。
　（この記事を書いた後の感想）あまりにも列挙しすぎたので分かりづらくなってしまいました。ので別記事で性格診断のようにいくつかの質問に答えることでおすすめの買い方を出せるようなフローチャートを作ります！！

テンプレート

買い方

分かりやすさ（買い方の明瞭さ、考えやすさ）：◎→○→▲→△→✕
当てやすさ：
レース見やすさ（賭けた対象が少なければ少ないほど見やすい）：
夢度（当たったときの払い戻し期待値が高いほど夢がある）：
こんな人におすすめ
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単勝

　そのレースでどの馬が勝つかを予想する一番単純な賭け方

1頭：1000円

分かりやすさ：◎
当てやすさ：○
レース見やすさ：◎
夢度：△
こんなときにおすすめ：1頭を応援したい。あんまむずかしいことかんがえたくない。

　お気に入りの一頭だけを買えばいいので考えることが少ない。一応記事の縛りで1,000円と書いたが、100円からでも楽しめる。
　反面1頭しか賭けないので、その1頭が勝たないとどうにもならない。競馬は出走する頭数が多いので1頭予想して当てるのは意外と難しい。夢度は小さめ。
　もうけを出したいというよりは、お気に入りを見つけて応援したいという感じで観戦したい人におすすめ。
　一頭しか賭けないのでレースの見やすさは抜群。
　ちなみに単勝で2頭以上賭けるのは、確実に1頭は外れるし見づらくなるので初心者の方にはあまりお勧めしない。俺は穴党の卵だからオッズ高めの馬にいっぱいかけるぜとかならいいかも。ちなみに3/24（今日）行われた中央競馬36Rでの単勝の結果は
~2倍：7勝
2倍~5倍：12勝
5倍~10倍：7勝
10倍~：10勝
で一番人気が14勝している。今日は関西方面で雨が降っていた影響で普段より結果が荒れている（オッズ高めの馬が勝っている）かも。

馬連

　2着までに入る2頭を順番はどうでもいいいので予想する賭け方

5頭ボックス：各100円

分かりやすさ：◎
当てやすさ：▲
レース見やすさ：✕
夢度：▲
こんなときにおすすめ：ちょっと高めの配当も狙ってみたい。順位付けまではできないけど何頭か強そうな馬を探してみたい。

　強いと思う5頭を選んでその5頭で可能な組み合わせをすべて買う5頭ボックスという買い方。馬連の場合は10通りなので各100円でちょうど1000円になる。
　この賭け方のおすすめポイントは当たりやすさと分かりやすさと夢がちょうど共存しているところ。強いのを5頭選ぶという分かりやすさ、内2頭が来ればよいというわけで比較的当てやすく、そして5頭賭けれるので1頭穴馬（オッズが高い馬）を入れてみて、5頭の中の人気低めの2頭が来たら万馬券すらあり得るという夢もある。ちなみに分かりづらいが同じ5頭ボックスで的中させても、穴馬が2着で人気馬が3着なら、三連複より馬連の方が高くなる場合がある。
　欠点はいわゆるトリガミ（馬券を的中させたにも関わらず、掛けた金額より払い戻しの方が小さく損になる）が発生しやすいこと。
　今日の高松宮記念で見ると、私が賭けた5頭は1,2,5,6,7番人気の5頭だが、このうち1,2番人気の馬連の組み合わせはオッズ9.3倍で930円の払い戻しでトリガミとなる。今回は上位人気馬の人気が拮抗していたため1,2人気の組み合わせ以外は10倍を超えるが、頭数が少なかったり1番人気が抜けた人気だと、10倍を切る組み合わせはもっと増える。
　また、6番人気と7番人気の組み合わせは91.2倍だった
　ちなみに3/24（今日）行われた中央競馬36Rでの馬連の結果は
~10倍：11レース
10倍~50倍：12レース
50倍~100倍：10レース
100倍~：3レース
　で阪神1Rでは2079.9倍（100円賭けていたら207,990円！！）の超高額配当がでていた。こんなのは流石に逆立ちしても当たらないが。

軸1頭ながし相手5頭：各200円

分かりやすさ：○
当てやすさ：△
レース見やすさ：▲
夢度：▲
こんなときにおすすめ：何頭か強い馬を探してみたい。ちょっとカスタマイズ性が欲しい。

　簡単に言うと、1頭絶対2着以内に入りそうな馬（軸馬）と5頭2着以内に入りそうな馬を選べばよい。ボックスに比べて、組み合わせの数は下がっているので当てやすさは下がる。が、オッズ5倍以上ならトリガミがないのでトリガミしづらくなっている。
　軸馬に堅実な人気馬を据えれば、配当は低いが当たりやすく、逆に俺はこいつ強いと思っている穴馬を軸馬にすれば、当たる可能性は低いかもしれないが、当たれば高配当とカスタマイズ性もある。またレース見るときは主に軸馬を中心に見ればよいのでちょっと見やすい。

三連複

　3着までに入る3頭を順番はどうでもいいいので予想する賭け方

5頭ボックス：各100円

分かりやすさ：◎
当てやすさ：✕
レース見やすさ：✕
夢度：◎
こんなときにおすすめ：高めの配当も狙ってみたい。順位付けまではできないけど何頭か強そうな馬を探してみたい。

　三連複でも5頭ボックスは10通りなので、各100円でちょうど1000円になる。3着まで当てなければならないので、もちろん難易度は上昇。その分トリガミの可能性は限りなく低いし、あたれば高配当の可能性もかなり高い。
　が、三連複まで来るとボックスで買うより、ある程度自身で順位付け（この馬よりこっちの馬の方が強そう）ができた方が当たりやすいのでこの買い方自体はそこまでおすすめしない。5頭までは絞れるんだけどその先がどうしても分からない場合はおすすめ。

軸1頭ながし相手5頭：各100円

分かりやすさ：○
当てやすさ：✕
レース見やすさ：△
夢度：○
こんなときにおすすめ：高めの配当も狙ってみたい。1頭有力な候補がえらべた。

　1頭絶対3着以内に入りそうな馬（軸馬）と5頭3着以内に入る可能性がある馬を選べばよい。今度は10通りなので各100円となる。三連複5頭ボックスと比べて、こちらは6頭（軸馬1頭+相手5頭）まで選べるので、3着以内に入る馬を軸馬に選べたら、こっちの方が当てやすい。

フォーメーション3頭-3頭-6頭：各100円

分かりやすさ：△
当てやすさ：✕
レースの見やすさ：✕
夢度：◎
こんなときにおすすめ：高めの配当も狙ってみたい。3頭有力な候補がえらべた。

　6頭選べるのは軸1頭ながし相手5頭のときと同じだが、今度は絶対に強い馬1頭は分からないけど、3頭自信のある馬がいる場合によく使われる。軸1頭ながしは軸馬が4着以下になればその時点で終了なのに対し、こちらは自信のある3頭中1頭までは4着以下でもまで的中可能性が残っている。買い方としては、自信のある馬3頭をABC、その他3頭をDEFとすると、フォーメーションのマークシートに一列目ABC、二列目ABC、三列目ABCDEFとマークする形になるが、これまでの買い方と比較して随分分かりづらいだろう。分からない場合は無理せず5頭ボックスなど分かりやすい買い方にしよう。

単勝+複勝

1頭：各500円

分かりやすさ：◎
当てやすさ：◎
レース見やすさ：◎
夢度：✕
こんなときにおすすめ：1頭を応援したい。あんまむずかしいことかんがえたくない。安くてもいいから当てたい。

　単勝1頭1000円のうち500円を複勝にしたもの。紙の馬券では応援馬券として売られており、馬名の他にがんばれの文字が印刷されている。複勝は3着以内（7頭以下では2着）に入る馬を1頭を当てるものであり、最も当てやすい馬券。それゆえ、配当も低い。投票した馬が1着に来ると単勝複勝両方的中、2,3着に来ると複勝のみ的中という感じになる。人気馬だと複勝は2倍を切るので、複勝のみ的中はトリガミが起きる。穴馬だと、複勝的中でちょびっとプラス、単勝も的中で大きくプラスという感じになる。

馬連+三連複

4頭ボックス：各100円

分かりやすさ：▲
当てやすさ：△
レース見やすさ：△
夢度：○
こんなときにおすすめ：ちょっと高配当も狙いつつ、なるべく当ててみたい。

　馬連の4頭ボックス6通り、三連複の4頭ボックス4通りを購入するやり方。それぞれ同額で買える5頭ボックスより1頭、賭けれる馬が減るが、馬連のみと比べて3着にも馬券を買った馬が来た場合もらえる配当がかなり多くなる。反対に三連複のみと比べて、3着に全く賭けてない馬がきても馬連分の配当はゲットできるという感じだ。

軸1頭ながし相手4頭：各100円

分かりやすさ：△
当てやすさ：△
レース見やすさ：▲
夢度：○
こんなときにおすすめ：ちょっと高配当も狙いつつ、なるべく当ててみたい。1頭絶対に勝ちそうな馬がいる。

　今度は馬連の軸1頭ながし相手4頭で4通り、三連複の軸1頭ながし相手4頭で6通り購入する方法。もし1頭こいつは勝ちそうだぞ、って馬がいるならそれぞれの5頭ボックスを買うよりはこっちの方がおすすめ。

単勝+馬単+三連単

軸1頭ながし相手3頭

分かりやすさ：✕
当てやすさ：△
レース見やすさ：▲
夢度：○
こんなときにおすすめ：夢を見つつ、保険もかけたい。

　競馬の馬券（WIN5やトリプル馬単を除く）で最も難しいのが1着、2着、3着をその順番に当てなければいけない三連単。それに1着、2着を順番に当てなければいけない馬単と単勝を組み合わせた馬券。
　軸馬の単勝と、馬単軸1頭ながし相手3頭の3通りと三連単軸1頭ながし相手3頭の6通りを購入する。
　三連単は最も当てるのが難しい代わりに配当がものすごくでかい。今日（3/24）の競馬では36レース中29レースでオッズが100倍を超えている。そんな夢のある馬券だが1000円で当てるのは並大抵のことではない。が馬単と単勝で保険をかけて夢を見に行くというやり方ができる。まず絶対に勝つと思う1頭（軸馬）をチョイスする。馬連や三連複と違い、この買い方は軸馬が2着以下の時点で全部外れるのでかなり難しい。そして軸馬が決まれば、3着以内に入りそうな馬を3頭チョイスする。
　1着に軸馬が来れば単勝的中、かつ2着にチョイスした馬が来たら馬単も的中、3着にもチョイスした馬が来れば三連単も的中と言った感じになる。

まとめ

　今回は1000円という縛りの中で初心者向けの買い方を列挙してみました。もちろん買いたい馬の数に応じて前後してもいいですが、初心者の内はあまりいたずらに増やすことはおすすめしません。なぜなら、あたっても損になる可能性が増えるのに加えて、全部外れたときの損失がどんどん大きくなっていくからです（三連複だと6頭ボックスで2000円、7頭ボックスで3500円、8頭ボックスで5600円）。
　その後競馬を続けるにしろ、離れるにしろ1000円だったら外れたとしてもレースの観覧料くらいに思えるかなということでこの設定にしました。
　自分は1レース3桁円~1000円くらいの少額で競馬を楽しむことで細く長い趣味にしていきたいなと考えているので、こういった少額で競馬を楽しんでる系の記事は上げていきたいなと思っています。