私は如何にしてWordに固執するのを止めて一太郎を愛するようになったか
世の中の同人字書きのみなさん、こんばんは。翔夜です。
Surface Proを愛用して漫画も小説も書いているMicrosoft愛好家の私ですが（いつも大変お世話になっています！）、Wordから一太郎に乗り換えたらストレスフリーになったので、多忙な字書きさん方に是非お勧めしたいと思い、この記事を書きました。
はじめに
以前、2020年5月に「小説本の入稿データを作成する際、何のソフトを利用していますか？」というアンケートを取ったら、字書きさんの「約6割はMicrosoft Wordを使っている」という結果が得られました。（twitterアカウントを消してしまったため、ソースをお見せできなくてすみません。）
ですが、いくつもの修羅場を乗り越えてきたみなさん！
Wordくんに様々な愛憎を抱いていませんか？
「指定した通りの文字数や行数にならない」
「ルビを入れると行間がめちゃくちゃになってしまう」
「編集画面では問題なかったのに、PDFに変換すると記号が横向きになる」
「濁点喘ぎをさせたいが、フォントと相性が悪すぎて表示が崩れる」
それ、もう我慢しなくていいんです！！！！！！！！
というわけで、一太郎がいかに字書きに優しいかという点を早速紹介していきたいと思います。
【補足】大事なことなので先に補足します。これは一太郎爆age記事ですが、それはWordの性能が劣っていると言いたい訳ではありません。
一太郎は日本の会社（㈱ジャストシステム）が作ったソフトなので、日本語（主に縦書き文書）との相性が抜群に良く、日本人ユーザーの需要を細かく拾ってくださっているため、このように日本語圏の字書きにフレンドリーなソフトに仕上がっています。WordにはWordの良いところがあるよ！
（1）もう段組で悩まない！
最高に便利な機能のひとつ「きまるスタイル」――要はテンプレート機能です。一太郎は、日本語書籍でよく使う段組を用意してくれています。
なので、普段はテキストデータで小説を書いている方も、テキストをコピペしてPDFで書き出すだけで入稿データが完成します。もちろん後で変更することも可能なので、文庫で出した本を再録のためにA5版の2段組に変換する、といったことも2秒で終わります。浮いた時間でソシャゲができるぞ！
（2）pixivにもすぐ載せられる！
ついに脱稿したぞ！ でもサンプルをpixivに載せないと……。ルビの変換ってちょっと面倒くさいんだよなあ。
そんなことは一太郎くんに任せなさい！！
最高に便利な機能のひとつ「アウトプットナビ」――入稿用PDFからpixiv掲載用のタグ付きテキストまで、お好みの形式で簡単に出力することができます。ちなみに、上記メニューの「冊子作成」の機能を使うと、中綴じ本や折り本の面付けまでやってくれたりします。す、すごい……。
脱稿したらこの機能でサンプルはさっさと上げてしまって、寝ようね！
（3）ルビも記号も特殊文字も自由自在！
Wordで原稿を書いている方なら何となく伝わると思うんですが、「ルビを入れると行間が伸びる」「PDF化したときに記号の向きが変わる」「記号が中心からずれる」――といったお悩み、一太郎では基本的にありません。
個人的にこの部分が一番時間短縮に繋がりました。
WordはPDF化したときにしか発生しない（編集画面では分からない）不具合が多く、PDF出力した後のチェックにかなり気を遣いました。また、記号部分だけフォントや段落の調整することも多かったです。そのためにルビや記号を必要最低限に抑えたりもしていました。
今は好きなだけルビを入れて、傍点を打ち、濁点喘ぎをさせています！
（4）小説の執筆に便利な機能がたくさん！
その他の細かな機能については公式ページを見ていただいた方が早い気がしました。字書き的にはこのページが一番訴求力が高いと思います。
個人的には、文章校正機能も優秀でとても助かってます。「同音語誤り」「送り仮名誤り」「助詞の抜け」などをかなりの精度で拾ってくれるので、一般的な誤字脱字と呼ばれるようなミスはほぼ防ぐことができます。
（5）なんと約1万円で買えちゃう！
「一太郎くん、何て便利な子なの……。でも、お高いんでしょう？」とお思いのそこのあなた！ なんとですね、嘘みたいな安さなんですど、約1万円で買えてしまうんですよ……。（2023年2月8日現在）
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一太郎の通常版は2万円以上します。ですが、一太郎には「特別優待版」というものが存在します。その購入条件は、「ジャストシステム商品またはMicrosoft Office／Word」のユーザーであること。つまり、Wordを既に利用されている方は、格安で一太郎を購入できます。凄くないですか！？
【参考】特別優待版の購入対象について
https://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=049354
余談ですが、一太郎2023になると少し値上がりするみたいなので、2022があるうちに早めに買った方がいい……かもしれませんね……。
というわけで、一太郎を友人にお勧めしたいがために書いた記事でした。お勧めしすぎて、既に二人くらいに一太郎を買わせてしまった私です。皆も一太郎を使って細かなストレスから開放されていっぱい小説を書こ～う！！
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