まさかまさかの自分がコロナになったお話。 その③
強烈な頭痛と終わらない発熱
21日からの記憶というのがほとんどありません。
その日から確か5日間ほど39度の高熱と頭痛にうんうんと唸っていたからです。
解熱剤のロキソニンは1日3回まで。
一回の服用には間に8時間空けなくてはいけないルールがありました。
しかし薬は4時間もするといつも切れてしまいます。
その度にカナヅチで殴られたような痛みが決まって左の後頭部へ走ります。
「このままこの頭痛が続けば何か後遺症でも残るんじゃないだろうか…」
さすがに5日間も発熱が続くと体力も気力も著しく落ちてきました。
下がらない熱と頭痛に不安が募る一方。
この時は本当に苦しかったです。
食事も臭いや味がわからないといったことはありませんでしたが、身体の節々が痛むことや、若干の吐き気もあったため、ご飯はまだ半分程度残したりしていました。
発症からおよそ10日入院してから1週間で回復の兆しが…
入院からちょうど1週間ほどが過ぎた27日火曜日、この日からやっと熱が下がり、それと同時に頭痛からも解放されました。
これまでとは打って変わり、明らかに体調も良く、身体も軽く感じました。
「これでやっと良くなる!」
そう思った矢先、今度はまた咳が出始めました。
発症当初の咳とは違い、なかなかおさまらずにしばらく続くような咳でした。
血中の酸素濃度も若干の下がり気味で、今度は軽い肺炎になってしまったようでした。
(続く)
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