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まさかまさかの自分がコロナになったお話。 その⑥

無気力を持て余す…

この時間、夕飯も終わると1日のイベントはほぼ終わりを告げます。

この2日で持ってきた本は読み終わり、Kindleであれこれ探してみるものの、スマホの画面だとやっぱり読みにくくすぐに断念してしまいます。


少しでもポジティブになれたらと、退院後の遊びについても考える。

・ソロキャンプ→多分やらないけど(笑)

・動画撮影→当たり前の日常を見過ごさないように

・note→もっと写真とか撮って雑誌のようなものを書いてみたい、地元をアピールしたり、気になった道具や本を紹介したり

今後の料理屋としての展開

これにはまだまだ可能性を感じる部分と、限界を感じる部分があります。

まず可能性の部分では、まだまだ時間はかかるものの、外食というのはひとつの癒しやコミュニケーション、旅行先の楽しみといった需要は確実に伸び代があると思っています。

このGWではそれぞれが感染対策を取りながらの旅行を楽しむ方も多いのではないでしょうか。

感染予防の観点から見れば自粛一択が正しいようにも思えますが、経済を考えるとこれも難しい問題です。

自営業をしながら現在は病院に入院している身としてはとても複雑な心境ですね。

一旦は感染を抑え込むために自粛すべきか?それともコロナとうまく付き合いながら経済を回していくべきか。

(医療従事者の方々のお気持ちを考えると今は自粛優先なのも致し方ないのかなぁと思わざるを得ません)


飲食店の限界を感じる点

今回の未知の感染症でまず外食、そして観光業あたりが自粛を強いられました。

不特定多数が集まり、飛沫による感染となれば仕方がありません。

ここを両方とも解決することはビジネスモデル的にはほぼ不可能であると言えます。

・人を集めてはいけない

・会話は自粛を

この2つだけでも飲食店は商売が成り立たなくなってしまいます。

人が集まり、美味しいものを囲んで楽しく会話をする。

これこそが外食の目的であり、その場を提供する我々の仕事の本質でもあるわけですから。

将棋でいえば飛車角落ちに金も銀もなしで戦うようなものです。

ランチ営業、テイクアウトでつなぐにしても消費者の方のお財布事情もあります。

一般のご家庭がコロナで裕福になるなら話は別ですが、本音は安く済ませようと家計をやりくりするのが当然です。

そこへきてのテイクアウトやオードブル、お弁当はまだまだ贅沢品や飲食店への貢献といった意味合いが強いはず。

ここの折り合いをつけないといつまで経っても消費者と我々の思惑が合致しません。

《消費者のニーズ》

・スーパーのようにお手軽に買いたい

・夕飯や日々のお弁当の一品に

《飲食店の希望》

・コンスタントに数を売りたい

・単価の高めの商品を売らないと利益にならない


このように個人経営の店が苦手とする「薄利多売的な商売」で食い繋ぐしかないのが現状の課題のような気がします。

それでもランチをやったり営業時間を前倒しにしたりとやらないよりはできることをやるべきです。

売り上げにならないようなことも今は種まきの時期だと割り切ってやる必要もあるかもしれません。

それはどのお店も同じことですので、あとは努力の差がのちの売り上げの差になると信じてがんばるしかありませんね。

僕も屁理屈や言い訳はこれくらいにして具体的なアクションを考えていきたいと思います。

(続く…)

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