まさかまさかの自分がコロナになったお話。 その④

あとは時間が過ぎるのを待つばかり…

軽い肺炎を発症したものの、熱がないというのは非常に楽なものです。

少しずつですが、新聞を読んだり持ってきた本を読むなど、活字に触れる余裕も出てきました。


ただ、相変わらず薬の影響か頭がボーッとするため常にアイスノンのお世話になっています。

本も読み始めてはみるものの、10分もするとすぐに集中力が切れてしまいます。

他にも「退院したら銀行に振り込みに行かなくては」とか「やりかけていた弁当の企画も進めなきゃ」いった感じで仕事のこともチラホラと頭をよぎるようになりました。

また、この健康は日々気をつけなければこれからも当たり前のようにやってくるものではない

といったことも今回身に染みて感じたことです。

お世話になった医療従事者の方々のご尽力のことを思うと、ただ元気になって退院できたから良かったねでは済まされないことだと思っています。

今後自分ができることといえばこれまで以上に感染対策を取ることと、SNSなどでの啓蒙活動、そんな程度なのかもしれません。

仕事柄不特定多数の方をお迎えする立場ですので、そちらも非常に心苦しくもあります。

ですが、そういった立場だからこそ伝えられることや正しく恐れるということをアピールしていけるのではないかとも思っています。

残念ながらこれまでのようなペースでの商売はできないでしょう。

たとえお店を開けたとしてもお客さんが怖がってなかなか外食という雰囲気ではないからです。

そんな時に何か違った形で食事を楽しんでもらえるような、そんな企画を考えていくことが大事なのかなと今は思っています。

正直まだまだ先は見えませんが、少しずつやりたいことが見つかったり、前向きに考えられるようにもなってきましたので、またこうやってコツコツとやっていきたいと思います。


とりあえず昨日親父が退院して、明日は妹が退院の予定です。

こうやって少しずつでも良い知らせが入ってくるだけで気分も全然違いますね。

僕もあと少しの辛抱で乗り切っていきたいと思います。

(続く)

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