写真を撮る
そもそも写真は何のために撮るのかをずっとずっと考えていて。
いや、撮りたいから撮るなんだけど、
ただ趣味なだけなんだけど、
自分のためなんだけど、
でも、何かこう、意味を見つけたくなって。
そんなとき、友人が素敵な言葉を教えてくれた。
「写真は未来のために撮る」
この言葉を聞いて、深く納得した。
数年前、葬儀の遺影を決めることになり、故人の映った写真を見返していた。
笑顔が素敵だったよね、とか、このときこんなことあったよねなど、深い悲しみの中だったけれど故人の思い出話に花が咲いて、心があったかくなったことがあった。
あのとき、私があの写真を撮っていなかったら、
写真を現像していなかったら、
あの素敵な会話は無かったんだと思うと、たった1枚の写真でも、何かの役に立てた気がして嬉しかった。
写真にはその一瞬の音や香りや温度、全ての記憶を封じ込めることが出来る。
そしていつその写真を見ても、その時の記憶を瞬時に取り出すことが出来る。
今この瞬間を切り取れるなんて、奇跡だ。
自分の見たものを見たまま残しておけるなんて、神業だ。
この世界の片隅で、
私に訪れた瞬間を切り取った写真が
誰かの心を和ますことが出来たり、笑顔を1つ増やせる機会を与えてもらえるのならば、なんて素敵なことなんだろう。
写真は未来のために撮る。
1週間後の私は違うことを考えているかもしれないけれど、今の私はこの言葉がすごくしっくりきている。
あとどれだけ私の中の写真ブームが続くか分からないけれど、ありったけの愛と尊敬を込めて、私の見ている世界を記録していけると良いなと思う。
誰にとっても、今日が昨日より少し彩りある1日になりますように。
写真、上手くなりたいなー:)
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