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小説まとめ

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僕の書いた小説の類いをまとめました。
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#ショートショート

誘惑銀杏 #毎週ショートショートnote

ある日のこと、ぶらぶら散歩していると、植え込みの辺りに銀杏が一粒落ちていた。 皮は剥けて…

camyu
2週間前
100

黒幕の涙 #毎週ショートショートnote「黒幕甲子園」

その年の夏の甲子園大会、初出場の私立松緒高校が旋風を巻き起こし、決勝に進出した。 売りは…

camyu
1か月前
83

迷宮入り #毎週ショートショートnote「鋭利なチクワ」

「死因は失血死だそうです」 俺は先輩と二人、殺人現場に向かっていた。 「失血死か」 「は…

camyu
1か月前
71

同級生 #毎週ショートショートnote『リベンジトリートメント』

「このトリートメント、私たちでもなかなか手に入らない貴重品なの」 丹念に、客の髪に揉み込…

camyu
1か月前
65

海のピ。 #毎週ショートショートnote

「えーっと、プだったっけ?あれ?ぺだったかな…」 「ピでしょ、ピ。海のピでしょ、お父さん…

camyu
2か月前
84

天の川de文春砲 #毎週ショートショートnote『彦星誘拐』

厳密に言うと、今年は七夕が無かった。 どういうことかって? 七月七日の七夕のその日に、彦…

camyu
2か月前
71

下ごしらえは丁寧に。 #毎週ショートショートnote「一方通行風呂」

「あれっ、ここ一方通行かよ」 番組制作の為のロケハンの帰り道、男はカーナビの表示に騙され一方通行の道に入ってしまった。 「こんな山ん中で迷子かよ、まいったね」 Uターンする場所も見当たらない。 仕方なく車を走らせていると建物が視界に入った。車を停め、側まで行く。どうやら入浴施設のようだ。 「ふーん、番組で使えるかも知れないし、ひとっ風呂浴びてくかぁ」 入口には『ご自由にお入りください』の文字。ご丁寧に貸出用のタオルまで用意されていた。 中に入ると、始めに『マッサ

仕事人間サラリーマン!! #シロクマ文芸部『月曜日』

月曜日が好きだ。 神に「仕事人間」というアビリティを付与され生きてきた私にとって、「休日…

camyu
3か月前
76

地獄の沙汰も… #毎週ショートショートnote『友情の総重量』

「次の方どうぞ」 案内係に呼ばれ、ドアを開けるとそこには閻魔大王が座っていた。想像してい…

camyu
3か月前
102

杏は祈願上手 #毎週ショートショートnote

「杏も最後の七五三だねぇ」 母が言うと、 「うん!」 杏は元気に返事をした。 今年七歳にな…

camyu
3か月前
104

文学トリマー #毎週ショートショートnote

「えっとぉ、ここちょっと長かったんで短かくしてぇ、こっちも全体見てバランスとってみました…

camyu
4か月前
84

再生の森 #毎週ショートショートnote『記憶冷凍』

「記憶冷凍」 ナギがそう呟き、掌をヌイの額の辺りに乗せるとヌイはそのまま眠りについた。 …

camyu
4か月前
82

放課後ランプ #毎週ショートショートnote

ある日の放課後、宿題を忘れたことに気づいた僕は、仕方なく塾に行く前に取りに行くことにした…

camyu
4か月前
84

トラネキサム酸笑顔 #毎週ショートショートnote

「クソッ、中田さんすんません、血ぃ止めてください」 ボクシングフェザー級世界タイトル戦。 リング上では激しい打ち合いが繰り広げられ、挑戦者のペコポン藤森は瞼を切り流血した。 「ああ、任せとけ。俺の腕とトラネキサム酸を信じろ」 カットマンの中田が言った。 「虎猫サムさん…ですか」 藤森の意識は朦朧としているようだ。 「…お前は試合に集中しろ」 血は止まった。 一進一退の攻防の中、藤森のアッパーがカウンター気味に入り一気呵成に畳み掛けると、チャンピオンがダウン。試合終了のゴ