スタライ5th SERATAにEdenPが行ったはなし


4月30日、新型コロナウィルスの感染拡大で開催されるかヒヤヒヤする中、SERATA幕張公演一日目が開幕した。ESMGの歓声システムを既に浴びた後だったので、運営の演出には確かな信頼がありとても楽しみにしていた。

開催前からチケット販売やら感染拡大やらとトラブルを乗り越え続けて遂に推しと対面ができる。初見の衝撃を大切にしたいということで極力ネタバレを踏まないように頑張った。努力の末に当日までに耳にしたネタバレは「日々樹渉の髪の毛がうどんみたいに一本ずつ動く」「Edenが台風」「巴日和が雄」「どうしてお姫様とか呼び始めたのジュンくん」である。

どう考えても最推しが巴日和、二推しが七種茨な私は死が約束されているのではないだろうか。特にリンク先の通り巴日和の沼には勢いよく転がり落ちているので楽しみ半分恐ろしさ半分で友人と共に会場まで向かう。

さて、時をほぼ同じくして何故か私は朱桜司に落ちかけていた。開演前は「Knights生で浴びたら多分落ちるわ」そう豪語もした。この台詞は終演後にひたすら私が引き合いに出すので軽く流そう。

今のところ推しはEdenにしか居ないが、曲の好みだけで言えばValkyrieが群を抜いて好きだ。なのでそこまで話を飛ばそう。セットリストを思い出してほしい。Edenが出る前にまず「凱旋歌」で一度固まった。リアルタイムでアニスタを追っていた時も好きで何度もリピートした曲だ。世が世でなければ確実に悲鳴を上げていただろう。それに「ピグマリオン」の歌詞のところで二人がグッと下がり持ち上げる振り付けが特にエモかった。 

次に始まるは「BREAKTHROUGH!」。曲調が好きなのもあるが、オータムライブが思い出されて一人勝手に身もだえる。

2winkを挟み、朱桜司に落ちるかも宣言のKnightsの出番になった。まず映像で曲を察する。トランプが舞うなんてあの曲しかない。そう、Knights the Phantom Thief。スタライ4thの円盤で観てからずっと生で見たかった曲。やはりというか自然と目線が行くのは朱桜司だ。円盤ではカメラに写らなかった嵐ちゃんが歌う「予告通りに」の部分で朱桜司が対になる振りをするのがなんだかとても心に刺さってしまい、「本気で落ちる」そう思った。

そしてMCでKnightsを浴びに浴び、幕間の「ユニットを一言で表わすと?」の質問に「お師さんが天才」と即答するみかちゃんに笑いそうになった。
MaM、2winkと楽しみながらペンライトを振り終わると、文字通り会場の空気が変わった。稲妻の映像の後に個人ではなくAdamEveでまとめて紹介される。ついに来た.......

SSということで始まる「THE GENESIS」。私はSSの衣装が何よりも好きなので、大好きな衣装を着て大好きな曲を踊る最愛の推しを堪能しよう。そう思いながらペンライトを振ろうとして止まった。登場のシルエットからしてゲームのMVと何かが違う。いつもの天真爛漫さは影を潜め、そこに居たのは「同世代No.1として君臨する男性アイドル巴日和」だった。私が見たネタバレはこれかと、そのときは思った。だが、それは間違いだとすぐに思い知る。蹴り上げる振りで「なんか上手いとかそういう話じゃなくて”雄”って感じなんだけど!?」と思考が止まる。すかさず煽るような振りに頭に浮かぶはてなマーク。「私の推しが優勝以外の何者でもないのでは?」交互に浮かぶこの感情。恐らく脳のキャパシティを超えていたのだろう。そして会場で見るダンスの色気、キレが画面の比ではなかった。さて、お気づきだろうか。私はこのとき完全に巴日和しか見えていない。2推しであるはずの茨を見る余裕もなかった。「ぼくだけを見ていてね」「その視線はぼくだけのものだね」という各ボイスに答える形になってしまった......!と後々一人で暴れることになる。
完全に魂を抜かれているようになっている私を置いて演目は進む。MCがとても耽美で誘惑するようなものだった記憶はあるが、詳しいものは覚えていない。ただ、茨の「突撃!侵略!制覇!」は考えずともペンライトを振れて楽しかったので記憶に残っている。MCが終わると彼らは最初のポジションに付き、重低音と共に始まるイントロ。Awaking Mythは公演で見るまでは取り立てて繰り返し聞くこともなかった。だが、圧倒的強者が力でねじ伏せるかのようなライブver.の臨場感に心がざわつく。他を蹴落とす雄といったギャップの圧で巴日和に当てられ続ける私はもはや彼が手を挙げるだけで悶える。そして巴日和の一挙手一投足に目を奪われるのだ。贔屓目かもしれないが、彼のリズムの乗り方が一番男らしいように感じた。このときガチャはプリティ5で、私は可愛い日和に意識を全振りしていた。だから、ギャップで沼は深まるばかり。ネタバレとしてみた「巴日和が雄」「どうしてお姫様とか呼び始めたのジュンくん」はこういうことだったのかと呆ける。
さて、私が呆けている間に更に彼はやる。舞台の端から端へ移動し表情を変える。耳に手を当てるような振りに心の中で悲鳴を上げ続ける。
一公演目は座席の関係でAdamとEveで振りが分かれるシーンでAdam側しか見えず、「茨えっぐ......」と語彙力をなくし2公演目もこれを浴びて私は死ぬ、そう思っていた。しかし、2公演目の席で見てしまったのだ。Eveの二人が身体を落とし足を回す振りを。またもや脳内を埋め尽くすはてなマーク。Adamが立ったままの振りをしている隣で何をしているのかEveは。ここは是非とも円盤で確かめたいシーンの一つである。
そして忘れてはいけないのは年下組のラップシーン。舞台頭上で歌詞が表示されるのだが、雷のように揺れるのが私の解釈と一致しまた悶える。しかも年上組は腰を落とした低い姿勢である。こんな風に脳内で暴れ続けるうちに気づけばEdenの出番は終わっていた。まさに台風。

ペンライトを結局一度も曲中で振れないままに終わり、Trickstar楽曲に移る。さて、やっと現実に戻れそうかというところでまた暴走機関車のようなテンションが舞い戻る。Valkyrieが出てきたからだ。Valkyrieのユニット衣装が好きなのでこれまた興奮の一途を辿る。特に「魅惑劇」は私があんスタに出戻りするきっかけの一つの曲であり再びペンライトを振れなくなる。

そしてユニットが変わりKnightsの出番だ。一曲目のPromise Swordsの振りに騎士らしさをみる。丁度一か月前にGrateful allegianceを熱弁されたばかりだったので更に脳内で暴れる。

ここまでずっと脳内で暴れ倒し、流星隊の流星花火でようやく現実にもどる。和太鼓が出てきたことに驚き、鉄虎くんの歌い方に惹かれと楽しむ。

さて、次に暴れるはアンコール後の全員集合である。スバル達に呼ばれると巴日和は「ありがと」と言うのである。何を隠そう、私はESMG(生でなくディレイビューイング)の巴日和の「ありがとう」でも静かに悶えた人間である。生で浴びたら正気を保てるわけもなく。気がつけば演者の退場になる。そこで彼はまたやった。「またね」と甘く言って舞台から去るのである。静かに口元を押さえ動けなくなる。

中盤からひたすら悶えるのを繰り返す2公演だった。特に夜公演は遊木真の誕生日だったこともあり、お見送りボイスで瀬名泉が「今日は世界にとって特別な日だよねぇ」と言ったあの興奮も忘れられない。おめでとうと言った瞬間の絶妙な瀬名泉の気持ち悪さがたまらなかった。

両公演を終えて、思ったのは、次の2つだった。
1つ目は、1日をかけて私の最推しは巴日和ただ1人しかありえないと思い知らされた。圧倒的な巴日和の雄な一面と世界に愛を振りまくと言った言葉の通り愛おしそうに投げられた「またね」にどうしようもないくらいに心を揺らされた。
2つ目は、よそ見してごめんなさい、である。散々開演前に「Knights生で浴びたら多分落ちるわ」と言っていたものの、Edenを浴びた時点で朱桜司への感情は推しではなく好きであったと確信した。その上でよそ見をしたことを巴日和に謝りたくなるような感情になったのである。圧倒的な輝きを放つ巴日和にひれ伏したくなった。その上で、もう気軽におひいさんと呼べないな。むしろ日和様と呼べる......

こうして私の巴日和沼は深まったのであった

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