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Camblyで201人の先生とレッスン

2021年6月からCamblyというオンライン英会話レッスンを受けています。

きっかけは、尊敬する翻訳の先生が「翻訳者でも英会話レッスンを受けるべき」と授業の中でおっしゃっていたことでした。

翻訳は読み書きはやりますが、話すことはしません。なので、翻訳者の多くは英会話は苦手です

でも会話練習をすることは翻訳力アップにつながります。
逆に、通訳者の人たちも翻訳をした方がよい、と「通訳の技術」(研究社。著者:小松達也)という本に書いてありました。

読み、書き、聴く、話す、は相互作用するのだと思います。

英会話に話を戻すと、当初、いくつかオンライン英会話を試していましたが、近所を散歩中にたまたまGoogleサーチでCambly見つけ、無料体験のボタンを押したらあまりに簡単にレッスンにつながってしまい、結果、近所の土手のベンチで初回のレッスンを受けました。

突然、画面に南アフリカの先生が現れた時には、そのまま接続を切ってしまおうかと思うくらいに焦りましたが、話し始めてみたら、とても明るい良い先生でした。

自分の英語があまりにひどくて、なんとかしなくちゃという切迫感からそのまま登録という流れとなりました。

今思えば懐かしく、笑い話となっていますが、当初の自分の英会話は自分でもびっくりするくらいにひどかったです。

特にフリーランスになってからは英語を話す機会もなく、翻訳ばかりしていたので、間違えずに正確に訳そうとするクセがついてしまい、ひとつひとつ文法を組み立て、使う単語を考えながら話していました。

ある先生から「頭の中で英文を作っているのが見えるから、あまり考えすぎないで、間違えを怖がらないで」というようなことを言われ、はじめてそのことに気づきました。
今、その頃の動画を見るとすごい納得します。

その後も、多くの先生から間違えを恐れちゃいけない、もっと自信を持つように、と言われ続けていました。
どうしたらいいのか分からないながらも、いろんな先生とレッスンを続けていくうちに考えすぎる癖は減っていきました。

フリーカンバセーションが得意な先生もいれば、カリキュラムに沿って学校っぽく教えてもらったり、英作文をみてもらったり、英検2次のスピーキング試験につきあってもらったり、時には人生相談のようになったり、と先生によってスタイルは様々です。

自分のその時のレベルだったり、先生の個性によって変化し続けています。

先生の国籍も、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、フィリピンなどいろいろでした。

毎回のレッスンは15分か30分という短いものですが、これだけ多くの先生たちと話ができるのは貴重な経験だなと思います。

英語ネイティブの人たちは、基本、考え方が前向きで、自信を持つことの大切さを教えてくれます。そういった心構え的なことが、英単語や文法を覚えたりする以上に英語上達の肝となる部分ではないかと感じます

日本に居ながらにしてこんなことができる、今どきの技術はすごいなぁと、昭和の時代が抜けきっていない私は改めて驚嘆します。

Camblyの弱点としては、今でもインターネットの調子が悪くてフリーズしたり、中にはドタキャンする先生がいたりもします(しょっちゅうはありませんがたま~にあります)。
早朝にレッスンを入れていて準備万端にしているところにドタキャンされるとかなりがっかりします。

それと、一応、カリキュラムはありますが、固定したテキストがあるわけではなく、自分で何をやりたいかを明確にしていないと時間がもったいないかんじになります
やることを決められないでグズグズしている時におもしろい勉強方法を提案してくれる素晴らしい先生もたまにいますが。

今後、他にもっといいプラットフォームが見つかったり、Camblyに何か問題が起きたりしたら(先生の質がひどく落ちるとか)他をさがす可能性もゼロではないですが、今のところは満足しています。

Camblyでいろいろなことが変化したこの数年でした。
散歩中にたまたま出会えたことに感謝です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


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