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英検のいいところ

昨年の今頃、英検1級に挑戦していました。

去年の今頃の日記を見て、一生懸命勉強していたことを思い出しました。そして改めて、英検はとても良い試験だったなと思いました。

その理由を書いてみたいと思います。

「ライティング」と「スピーキング」がちゃんと試される

英語学習者の中には、「読む」、「聴く」というインプットと比べて、「書く」、「話す」というアウトプットが不足している人が多いように思います。私もそうですが、書いたり、話したりするには自分からの発信が必要で、ちょっと面倒だったりして疎遠になりがちです。

ですが、実際に英語を使う場面として、メールや報告書を書くとか、同僚や周りの人たちとコミュニケーションをとるなどの必要性は増しているのではないでしょうか。
英語を「書ける」「話せる」ことが、特に仕事の場面などで、これからますます武器になると思います。

英検は(3級以上であれば)試験の中に、ライティングとスピーキングがちゃんと入っています。なので億劫だけど大切なアウトプットを、英検を受けることで学ばざるを得なくなります。

英語のライティングは結論から先に書き、そのあとにその理由を挙げ、最後にもう一度、結論でまとめるという型があるので、そういう英語ならではのエッセイの書き方も試験対策で身につけることができます

さらに英検のスピーキングテストは、面接官がAIではなく、人間です英語を話すときには人間同士の間(ま)とか、イントネーションとか姿勢、態度とかいろいろな言葉以外の事柄が関わってトータルで本当に話せる、という評価が下されるべきではないかなと個人的には思うのです。

英検1級に出てくる単語について

英検1級については単語が難しすぎるという人がいますが、英語で小説や雑誌を読もうと思ったらまぁまぁ出てくるレベルだと思います。

確かに試験にあのレベルの単語がたくさん出てきたら大変ですが、自分が過去問も含めて試験を受けてみた感触としては、市販の「出る単」に出てくるような単語をすべて覚えなくても合格できるのではと思っています。

自分が勉強していた時も、すべてをきっちり覚えなくちゃというプレッシャーから一度、自分を解放してあげることで、最後まで継続できたという気がしています。

単語の対策としては、音声で繰り返し聞いたり、語源からのイメージとかで、単語のニュアンス、良い意味か、悪い意味か、状態を表すものなのかくらいを頭に入れておくようにしました。
難しそうな単語が出てきても慌てないように目を慣らしておく(?)くらいの気持ちで対策していました。

単語を覚える必要はない、とまでは言いませんが、試験の時は前後関係などから推測することも可能です。

英検を受けようと決めて、英検合格を目指し勉強している過程で英語力がついていくような試験だと思います。

英検はTOEICに比べると少しマイナーな感じもしますが、ちゃんとした英語力を図るには英検の方が優れているのではと感じています。


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