サ道を極める

3年前からサ道について興味はあったものの自分には合わないと決めつけていました。先日、月一で体メンテナンスを依頼しているトレーナーに「走り込んでも筋肉痛を持ち越さない体調管理」を質問したところ、交差入浴、サ道の極みを伝授していただき、ヨガなどメディテーションと同じ感覚を察知し、”サ道”への学びを深めてみました。

学びの初めにサ道の基本を教わりました。
1)体を洗う
2)汗を出すために先にお風呂に入る
3)体の水滴を取り、水を飲む
4)いざサウナ室へ6-12分が目安(ただし初心者はきつい、階段式であれば上段は熱いので初心者は下へ)
5)汗を流し水風呂に1分、温度はシングル(10度以下、私はまだハードル高いのですが)
6)休憩して4)に戻る
7) 終わった後はよく体を冷やす

私はすぐに乾燥してしまうのまず皮膚が痛くなります。しかし、それは入り方が甘く、そこを乗り越えてこそ汗が出てくるそうです。どうしても乾燥しやすいところは、持っている湿ったタオルで体を一旦抑えるなど工夫が必要なようです。ちなみに私のトレーナーは鼻の穴を少しだけ濡らすそうです。
今回ばかりはトレーナーの言う通り実行してみました。1セット目は変化なし、むしろ乾燥が気になりました。水風呂も膝までが限界。2セット目、小さな汗の粒が皮膚の表面に浮いてきました。やったー、ついに汗の予感!毛細血管が体の中で大きくなって、ドバーッと汗が出てきました。血液がどんどん回っている感じがします。出た後も蜘蛛の巣のような毛細血管が皮膚の下から見えます。うわっつ血管喜んでるという感じです。

では、今度こそ水風呂へ。まずは膝まで水に浸かります。あら、水素風呂に入ったように足に炭酸がつくような感覚を覚えました。元来、貧血症で温泉が好きなのに長く入るとめまいがする。それに加え、冷たい水に行くことは、心臓が飛び出るくらいの体への負担を感じ、寿命が縮まると思っていましたが、一度汗が出始めると止まらないのです。3セット目にはふくらはぎから何かがでいくような感覚、おそらく朝の走り込んだ乳酸ではないかと思いました。

『整う』への開眼

サウナーのエキスパートは整うということを言います。どう整うのかよくわからなかったのですが、肉体面、精神面からの整うを体験することができました。特にサウナ室は、外界の音が幾分か遮断され、セットをおうごとに心臓の鼓動が大きく聞こえ、自分のインサイトへの集中力が高まります。面倒な上司や仕事が小さく感じます。ヨガの瞑想と同じような感覚になるのでしょうか。これはたまりません。

私の汗はまだまだしょっぱいのですが、プロは水のような汗が出るそうです。まだまだ"サ道"は極めていませんが、ランと合わせて上達し『整う』の楽しみを伝えられるように極めてみたいと思います。


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