149日目(共生ステーション)
我が家のある自治体の隣の自治体、には、地域共生をうたった、普通の公共施設とは一線を画した、地域の人が気軽に集えるよう、行政主導ではなく地域主導で運営されている(はず)の施設がある。公園に隣接するその施設を私たち次女はよく利用している。たいていは水着を着て公園へ行き、水遊びの後、着替えをしてからその施設に行き、ホワイトボードで落書き遊びをしてから帰る。ところがこの日はコロナ禍で水遊びの水が止められていてカラカラになっていたので、仕方なく水着のままその施設へ向かう。その自治体の職員が偶然通りがかり、
「中で涼んで言ってくださいね」
と優しく声をかけてくれた。ところが、施設に入ろうとしたところ、スタッフから、
「水着のまま入れないことになっているのでちょっと中には入れませんねぇ」
と入場を断られたので、
「濡れてないけどダメですかねぇ?」
と聞くと
「規則なので」
と一言。少し納得いかなかったが、暑さで話し合う元気もなかったので、
「わかりました。中で着替えさせますね」
と入ろうとすると
「いや、水着では入れないので…」
「いや、だから中で着替えるつもりなんですけど」
少し頭に来て、
「中で着替えてもダメなんですか?」
と少し強い口調で伝えてしまった。
さらに、
「ここまで水着で来られたのですか」
「いつもとんな格好で公園に来られるんですか」
と言われ、頭に来て
「みなさんそうされてますよ。水着に着替えた子どもを連れて水遊びに来られるのは普通だと思います」
とかなり強い口調で伝えた。それでも、もう一人のスタッフも
「規則なので…」
とダメ押し。
近くにいた自治体職員はバツが悪そうに、
「すみませんねぇ」
と一言。
仕方なく外で着替えて中へ。
ちなみに、この施設のキャッチコピーは「ふらっと小屋ぁ」だそう。
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