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妻が見るパパ育休の効果①
パパ育休ももうすぐ一年。妻から見た育休の効果を分析して振り返ってみたい。
よく眠れる(妻が)
娘たちは夜中にどんどん大人のそばに寄ってきて、大人は隅に追いやられて窮屈に寝ていることも多い。
その日は次女が私に寄ってきていて、私は壁に向かって横向きに寝ていた。
それなのに、だ。
夜中に寝ぼけた次女は
「これ要らない〜!」
と半泣きで背中を蹴ってきた。
なんだそれ、と思いながらもこれ幸いと、広く空いたスペースに移動。
次女は「とうちゃーん」と何回か呼んで、再び寝た。その時夫はたまたま別室で寝ていた。
これは、「パパは嫌、ママがいい」の逆転現象が起きている!
立場が人を作る実感
夫が育休を取るまでは、夜泣き対応もトイレの付き添いも早朝に起こされるのも私だった。
夫が育休を取ってもうすぐ1年、それらがほとんど「父ちゃんご指名」になった。ご指名なら仕方ないので、私は寝る。
夫は常に眠りが浅く、日中いつでも眠れる状態らしい。(私が起きた後、隙あらば寝ている。)
気の毒だとは思いつつ、その感覚がわかってもらえて嬉しい。
一方の私も、仕事のことで頭がいっぱいになったり、家のことをうっかり忘れたりすることが増えてきた。
まるで仕事をしてたときの夫みたい。
あれは仕方のないことだったんだなあ。
怒ったりからかったりしてごめん。
父ちゃんにも母ちゃんにも甘えたい
翌朝次女に聞くと、私を蹴って追いやったことは覚えていなかった。
そして、いつもの朝と同じように母ちゃんに甘えてくる。
その隙に夫が家事をする。効率の良い分業。
ママが家事をやってパパが子どもと遊ぶ
というパターンでももちろん良いのだが、それを目指すと、
結局ママが子どもを見ながら家事する
ことになる。
パパが寝ている、スマホを見ている、ゲームをしている、などよくある(らしい)。
でも今や妻の私はその気持ちも分かるのだ。
一日中パソコンに向かっているのはやはり疲れるとか、家庭にいても仕事のことが頭から離れなくて瞑想代わりにネットサーフィンするとか、日中一緒にいないので子どもが好きなものがわからないとか、そういう感覚が少しわかるようになった。
甘えさせたり、遊んだりするにもそもそも土台が必要なんだと思う。
シェアできることこそ一番の効果
私たち夫婦は、サラリーマンとシュフを交換して実際にやってみて、さまざまなことを感じ、分かり合おうするようになった。
なぜ相手はあの時にこう言ったのか。
なぜ相手はあの時にこういう行動を取ったのか。
立場が変われば言うことも行動も変わる。答え合わせをしている感じだ。
不安も、忙しさも、雑務もシェアできる。それが一番の効果だと思う。
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