読書会第113回 オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』又は『サロメ』

本日開催の読書会レポートです。

企画趣旨

我が読書会に毎月参加してくださっている常連さんのリクエスト。
当初は作家単体で扱おうとするも、なかなか申し込みが来なかったので、
常連さんに相談し、小説作品の『ドリアン・グレイの肖像』と戯曲の『サロメ』を課題本に設定した。

語られたこと

私自身、オスカー・ワイルドは初めて読む作家で、手に取った『ドリアン・グレイの肖像』は読書会開始数分前に読了した。
それゆえ進行は常連さんに委ねる形となった。
『サロメ』を読まれた方の感想としては、翻訳家によって表現の仕方が違うということが語られた。
女性に対する描写は現代にあっては差別的とみなされる表現が多数あり、彼の女性観が如実にあらわれているのではないかとの考察があった。

名言の宝庫

オスカー・ワイルドの著作に共通して言えるのは美しい言葉、ハッとさせる文章が多々あること。
名言の宝庫であると言える。

まとめ

・とにかく文章が読みやすく美しい
・周囲の装飾品、家具などの描写にこだわりが垣間見えて読んでいて楽しい
・こちらの予想を覆す意外な展開
今後も読んでいきたい重要な作家である。

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