孫と祖母

私のnoteを読んでくれている方は知っている人もいるかもしれないが、祖母こと、母さん。
(母さんこと祖母が正しいが、私にとっては母さんは母さんなので母さんなのである)

一人暮らしをしてから、週末はより母さん家に遊びに行くようになった。
テレビで野球がやってる日は一緒に野球を見て、相撲をやってる日は相撲を見て、父さん(言わずもがな祖父である)が買ってる日は競馬を見て、再放送がある日は劇的な家のリフォーム番組を見る。

母さんは行くたびにビニール袋いっぱいにみかんだのおにぎりだの野菜だの卵だのを持たせてくれる。

しまいに何故か私がボロボロのパジャマを着ていると思い込んで(無頓着でそういう時代もあったけど今はそれなりにいい部屋着とパジャマを着てるのに)今日はパジャマまでくれた。

パジャマと言えば、母さんとこんなエピソードがある。
たぶん私が10代そこそこの1番やんちゃだった頃。
母さん家に行ったらものすごく母さんがめちゃくちゃしょげていた。
何があったのか聞くと、私のためにパジャマを買ったが、こんなのをぽむが着るはずない!!なんでこんな柄のを買ったんだ!としこたま母さんと同居している叔母に怒られたらしい。

そのエピソードを聞いた後に見せてみてよと袋を開いたらば。
そこから出てきたのは薄ピンク地で羊とかの柄が入ってる明らかお子ちゃま感のあるもふもふパジャマで、正直、叔母が怒るのも一理ある柄だった。
確実に当時やんちゃだった私のセンスに合う柄ではないし、普段なら着ねーよってなるような柄と雰囲気だし、うっ!と思ったけど、私のためを思って選んでくれたことは嬉しいし、母さんからみた私は未だにこんなお子ちゃまなイメージなんだなあと思うと無下になんてできなくて、しかも「ぽむ、着ないべ?捨てるや」という母さんに切なくなって、着る着る!ありがとう!と言って持って帰ったんだよな。

そこからまじまじとパジャマを眺めて、少し気合を入れてそのパジャマを着て寝た。
両親や妹には私がピンクのメルヘン系パジャマを着ていることにめちゃくちゃ笑われたけど、私が暖かく寝れるようにって選んでくれたんだなあと思ったらあとからじわじわ涙が出た。
ほんと、母さんは不器用なりに私を大事にしてくれるから、私も母さんを大事にしたいと思う。
(ちなみに性格的な不器用だけじゃなく手も不器用なのか卵はうまく剥けないしレタスはちぎっても繋がってる笑)
ほんと愛すべき母さんなんだよな。
ババコンです。

なんかコロナがあって、日常が当たり前ではなくて、ほんとに尊いんだとしみじみ思う。
母さんとの日々も、コロナがなければもっと頻繁に気兼ねなく遊びに行けるのにな。
次に行けるのはいつかなあ。
雪しだいだなあ。
年末年始の前にもう1回行けたらいいが。

あ、ちなみに、今日貰ったパジャマはネイビーの雪の結晶みたいな柄の冬にありがちな柄のパジャマなのでした。
さすがの母さんも30という年齢に配慮してくれたようだ。笑


取り留めもないけど、ちゃんちゃん。

あなたと支え合いたい.