購入してビミョーな保温シート
毎週金曜日にお送りしている、太陽熱の利活用に関する話を、今週もお送りする。
さて、前回、「次回はスペシャルな材料を紹介する」と書いたものの、少し気が変わった。スペシャルというには、かなりお粗末な材料を紹介したい。
今回購入した保温シートは…
お値段は悪くない。というのも、この保温シートは、近所のダイソーにて、100円 + 消費税10円にて購入したからだ。サイズは90cm × 180cmということで、この上に私が寝てもすっぽり収まるくらい大きい。
私の作る太陽熱調理器は、小学生でも自作できる、予算500円以内で、カラーボックスの1段に収納できるくらいコンパクトなものを目指している。そのため、これだけ大きいと色々と使えそうだと思う。購入費用は110円だが、ここから4個の試作品を作ると仮定すると、1個あたり約28円となる。予算500円に対して28円なら、そんなに痛くはない。
ちなみに冒頭の写真は、購入した直後に店舗を出てすぐの路上で撮影した。
今回の話には関係ないが…地味に路面のヒビ割れが気になる。
使おうとして困ったこと
お値段は問題ないものの、実際に使おうと思ったら、この保温シートは、なかなか使い勝手が悪いということに気付いた。
何しろテロテロである。薄いのだ。
アルミの裏側は、白いウレタンである。ところが、このウレタンがあまりにも薄いため、寸法を測ってボールペンで印を付けようにも、インクが付かない。下手すると穴が開くような気さえする。
さらに、もう一つ、使い勝手の悪い理由がある。それは開いても丸まるということである。筒状に丸めて販売されているため、多少はクセがつくのは仕方ない。しかし、作業に差し障りがあるほどクセが強いため、逆に丸めてしばらく保管してから切るほうが良い。
ただ、この「しばらく」というのが曲者である。勘の良い方なら、何が起きたか容易に想像できることだろう。
とりあえず私のやりたいことを思うと、アルミの面が内側になる状態で丸まるほうが、外側で丸まるよりも多少は使いやすいということで、そこは諦めることにする。布団の下にでも敷いて、その上に私が寝ても良いのだが、寝汗でカビたら困る。
ついでに、アルミの面を内側にして丸めた際、洗濯バサミで止めていたのだが、その洗濯バサミの跡もくっきり残ったことも書き加えておく。それくらい薄い。
布団の下に敷いて伸ばすとしたら、場合によってはペチャンコになって、わざわざアルミシートを買ってきた意味がなくなるかもしれない。空気の層が潰れてしまっては、保温効果は期待できない。
私は滅多に100円ショップを使わない。久し振りに100円ショップで買い物をして、改めて100円ショップは「安かろう悪かろう」という気がしている。
買ったからには使う
こんなにテロテロでクルクルな保温シートである。「使い物にならない」と捨てるのはもったいない。誰か欲しい人にあげてしまうことも可能だが、私は自分が納得できないものを人様にあげるのは失礼だと思う。
さて、どう使うか…とりあえずウレタンの側にダンボールでも貼って補強したら使えるかとは思う。ただし、ダンボールを貼ってしまうと、硬くなりすぎたり、かさばりすぎたりして、収納が大変そうな感じがしなくもない。
正直、太陽熱の利活用は、実際に手を動かす時間の10倍以上、考える時間が必要である。
お手軽な使い道
ただ、こんな保温シートでも、使い道はある。お手軽な使い道としては、スープジャーの保温カバーを作るのには使える。
スープジャーの周りにピッタリ巻きつけた状態で印を付けて、ハサミで切り取り、テープで留める。さながら腹巻きのようなものを作る。
私はスープジャーを4個持っており、うち2個しか専用ポーチを持っていない。その2個のうち1個はサイズが大きくブカブカである。
そのブカブカの隙間に、梱包用のプチプチを腹巻き状態にして入れるだけでも、随分と保温力に差が出てくるのは経験済みである。
次回予告
…と、ここでひらめいた!
この保温シートの裏にダンボールではなく、プチプチを貼り付ければ良いのだ!
次回こそは、スペシャルな材料の登場である。
何もサポートは金銭に限りません。「スキ」をすることやシェアすること、素直なコメントを残してくださることも、立派なサポートです。 それでも金銭的なサポートをされたい方は、どうぞご自由に。