初めての海外。人生を変えた体験。

こんにちは！
営業部の佐野です。
今日は、私が大学生時代に経験した人生を変える出来事についてお話しします。

19歳、オーストラリアに立つ

大学１年生の２月。
人生で初めて、日本を出ました。
行った先はオーストラリア。およそ５週間弱を現地で過ごしました。

英語なんてノリで行ける！
なんて軽い気持ちで臨んでいましたが、
ホテルの受け付けが、電車のアナウンスが何を言っているのか
理解ができない．．．
３日間でホームシックになりました。（笑）

しかし、せっかくの一人旅。
何としてでも満喫したかった当時の私は
カタコト英語でも、たくさんの方々に話しかけ続けました。
そのおかげか、
中国の留学生、韓国のバックパッカー、オーストラリアのサーファーなど
多くの友達ができました。
コミュニケーションは万国共通ですね。

豪遊の末路

初めての海外を満喫しているのもつかの間、
帰国する時間が迫ってきました。
「最後くらい贅沢しよう」
そう思い、ちょっと高級な料理をたくさん食べました。

これが、後に大きな悲劇を生むなんて、、、

残り３日。所持金０円。

人生で一番焦ったときは？
そう聞かれたら、間違いなくこの時だと答えます。
クレジットカードは持っていましたが、豪遊の末、
上限がきて使いようがありません。
デビットカードも持たず、現金だけ持ってきたのが間違いでした。

幸いにも、往復の航空券（羽田⇔ゴールドコースト）と現在地（メルボルン）からゴールドコーストまでの航空券は購入済みだったのですが、
帰国するためにはまず空港へ行き、なおかつ残り３日間の宿を確保する必要がありました。
とにかく、空港を目指さないと。
電車賃もなかったので、町から空港までのおよそ４時間を歩くことを決めました。

歩き続けて３時間ぐらいのころでした。
「Hi！」
「Are you Japanese?」
一人の男性が声をかけてくれました。
話せば、家にピザが余ってるから一緒に食べないか？とのことでした。
不安もありましたが、恐る恐るついていくことにしました。

ジブリ大好きファミリーとの出会い

家にお邪魔すると、トトロや千と千尋の神隠しなどたくさんのポスターや
グッズが飾られていました。
聞くところ、大のジブリ好きで日本のことにとても関心があるとのこと。

ピザに、食後のフルーツと至れり尽くせりのおもてなしをしていただき、
日本のことについてたくさん話しました。
そのうえ、空港に向かっているんだったら明日の朝車で送るよ。
そう言ってもらい一晩泊めていただきました。

ここまででも、とても親切な体験ですが、
ここからが自分の人生観を変えた出来事になります。

恩人の一言

空港に着いた時
別れ際に男性がこう言いました。
「日本のことをたくさん教えてくれてありがとう」
「お金が無くなったんだろ？」
「これで明日からのホテルと家族にお土産でも買っていきな」

そう言って私に350ドル（日本円で３万円）を渡しました。

見ず知らずの人にここまでしてくれる人がいるんだ。
自然と涙がこみ上げてきました。

頂いた350ドルのおかげで、
残り２日分の宿と食事、家族にお土産も買うことができました。

この経験を経て、誰かを助けられる人間になろう、そう決意しました。

コロナが落ち着いたら、
ジブリグッズをたくさん持ってファミリーのもとへ行きたいと思います。

あなたにとって仕事とは何ですか？

就活でたくさん聞かれる質問です。
仕事は誰かの助けになり対価を得るもの。
そう認識しています。
オーストラリアでの体験がなければ、
もしかしたらお金を稼ぐために働いていたのかもしれません。

これからも、誰かの助けになれるよう精一杯働いていきます！！

最後に

長くなりましたが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
次回からは、仕事の話もしていきますのでよろしくお願いいたします！

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