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『楽天三木谷さんが断行するamazonとの差別化戦略とは?』


amazonで書籍の購入をする事がお多い僕は以前からちょっと気になっていることがありました。
記憶はさだかでないのですが以前なにかのセミナーで聞いてから、僕の勝手な思い込みかもしれないけれど、amazonと楽天のイメージをこんな風に感じていました。

・amazon、10代、20代、女性、お値段普通。ちょっとおしゃれ。

・楽天、40代、50代、男性、安売り・・みたいな感じ

もちろん、「そんなん全然違うよ」という人も多いと思います。
でも、実際に買い物してみると、イメージが全く違ってきて、amazonで、よく絶版になっている、中古の本を購入するんですが、価格90円、送料◯百円?・・これもしも、新品の文庫があったら、価格全然変わらないじゃん!「何じゃこれ、騙しじゃねーか!」
ちょっと汚い言葉になってしまいましたが結構、憤る事、多かったんですね!
つまり、イメージと実際は大きく違っていたんです。

だから、今回の三木谷さんの発言問題が勃発したとき、消費者としては、『わかりやすくていいな!』と感じたんです!
『騙しじゃねーな!』って・・・(^_-)-☆
そして今度は、経営者目線でシミュレーションしてみたんです。
今回、消費者には受けるけれど、出店者と揉めるのが解っていて、なぜ、『送料無料』をこんなに大々的に打ち出したのか?
そして、最初は、頑なに、出店者の自由価格設定で、送料は、自分の所でまかなってくださいと言い続けたのか?
この記事の中で、「公正取引委員会が出てきたことが、大きかった」と言っていますが、本当に賢い三木谷さんのことです、全く、公正取引委員会が出てくるのを、想定していなかったなんてことは、ありえないと思います。100%でなくとも、ある一定の割合では、想定していたと思います。

今回の発表を、僕は、ブランドイメージの転換戦略、弐の矢だと思っていますが。
内容は大まかにはこうです。
・送料無料の言葉が独り歩きし、反省している
・サイトの表示を、「送料無料」予定から、「送料込み」に変更する
・出店者の経済的負担がないようにする
・今回の施策での退店については出店料を払い戻す

だったら、最初からやればいいじゃん!と皆さん突っ込まれると思います。でもきっと違うんです、必ず、少なからず、意図を持ってやっています。

これだけ、メディアに取り上げられ、少なくとも今の楽天ブランドのイメージを、傷つけ、血を流してでもやりたかったこと・・・
これは、あくまでも僕の想像ですが、安心、信頼面での、amazonとの差別化と、ブランドイメージ転換のために、出店者の選別、汚い言葉ですけど、「安売り、だまし、ダーティ」なイメージのある、出店者の一掃!が目的ではなかったか?と考えています。
まだまだ、実際の実施までに、時間があります。
今回の、ピンチをチャンスに変える、更に三の矢はあるのか?
楽しみに見守りたいと思います!(^_-)-☆

#COMEMO #NIKKEI

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