2度の出会い

カフェで作業していたら、朝カフェでちょっと話した人と午後また会った。会ったというより、私はそのカフェに朝からずっといたのだ。一度カフェを出ていったご婦人方(?)が午後再来し、また私の隣席に座ったのだ。

「あら、朝はどうも」と言われたが私はなんのことだかさっぱりわからなかった。今ようやく朝の人であることに気づいてこうしてしたためているのである。

ところで、その方々はいったい何者なのだろうかと気になっている。年金生活を送っているには若すぎる、しかし働いているようにも思えない。いや、週に何度かはパートをして生活している人もいるだろうし。人は見た目ではわからないものだ。

ご婦人方はたいてい、カフェで集まると家族の話をしている。隣に座っているご婦人方だけでなく、目の前のご婦人方もお喋りしている。

いいなあ、昼間から友達とカフェで語り合ってみたい。いやまあそういう機会を持てないわけでもないのだけれど、それができる人がそう多くない(会社づとめが多いので)。

人生まだ長いと思うが、そういうご婦人方を眺めていると、老後が楽しみになってくる。

隣のご婦人方はどうやら次会う約束をしているようだ。私くらいの年代だと携帯で連絡を取り合って次回会う日を決めたりするものだが、彼女たちはどうやら会ったら次の約束を口でしているらしい。
楽しそう。

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