家庭科教員養成講座・免許取得編

無事に国立大の教員養成学部に入ったと仮定します。
専攻が家庭科でなくても免許の取得は可能である場合が多いので取得方法を考えてみましょう。

縦で取るか、横で取るか

教育学部の場合、幼稚園(保育士)、小学校、中学、高校、特別支援、司書教諭が取れます。司書教諭は今回は省きます。

大学の卒業要件としては小学校1種取得もしくは中学校1種免許取得です。
一般的には小中高で取得する人が多く、4年生になってもそれほど忙しくならないので縦で取る人が多かったです。
幼稚園の先生を狙う人は、中高を取らずに幼稚園、保育士、小学校で取る人が多くいました。

横で取る場合は、家庭科+5教科で取ることを勧められました。また、人数不足の面から技術と家庭科をセットで取れば、一人でできるので採用に有利ともいわれました。
5教科の場合、数学免許を取得する人が多くみられました。実験のある理科、実習のある国語、単位の多い社会は大変ですのである程度見通しを立てておかないと取得が厳しくなります。
特別支援や情報は採用で加点する自治体もあるので、そこを狙うのも一つの手です。

いずれにしても、卒業要件以外もカバーするとなると150単位前後必要となりますし、多くの免許を取ると200単位を超えるので4年生になるととにかく忙しくなります。

私立の場合

私立大学の場合、栄養系、被服系、家政系などいろいろありますが、そこに付随して教職課程の単位が必要になります。
大学にもよりますが、法律や心理学など追加で60単位は必要になりますし、教育実習も自己開拓しなければなりません。
東京都の場合は特殊で母校に赴任しないように調整がありますが、基本的には母校へ依頼をします。
卒業した中学校に家庭科の先生がいない場合もあるので、その場合はいる学校を紹介したりするケースもあります。
ガイダンスが必ずあると思いますが、4年間で取得できるチャンスが少ない授業をあるので取るなら早めに動きましょう。

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