実習内容(被服編)

リクエストがありましたので、記事にしたいと思います。

被服の実習はなかなか難しい問題で、専門学科の被服科であれば、生地を購入して線を引くところから始めていきますし、ある程度できる子たちも多いので心配はいりません。すごいところだと型紙から引かせるところもあるとか。
さすがにパターンを計算して、線を引くぐらいなら自分でもできますが本格的な被服の勉強をされた方でないとその辺は難しいのかなと思います。

考えるポイント

選ぶ際の要素は3つです
・予算
・設備
・方針

予算をどれだけとれるかにもよりますが、値が張るものですと3000円ぐらいからになります。
支払いが厳しい家庭が多いことや他にも高額なものを買うことが多いとなると控えめな予算建てになるかと思います。

設備はミシンの有無です。勤務校はミシンがありません。理想を言えば、20台以上、最低限3人に1台あれば何とかできるかと思います。
ミシンがない場合は手縫いで完結できるものになるかと思います。

そして、方針です。技能を高めるものを作るのか、日頃の生活に役立つものを作るのか、今後の授業で活用できるものを作るのか、といった視点が必要でしょう。

具体例

手縫いで完結できるもの(一部ミシン併用)で作れるもの
・刺し子(5~7時間)
・クロスステッチ(5~7時間)
・スウェーデン刺しゅう(5~7時間)
・弁当袋(3~5時間)
・きんちゃく袋(3~5時間)
・箸入れ(2~3時間)
・文庫カバー(4~6時間)
・ティッシュケース(2~4時間)
・ぞうきん(1~3時間)
・ペンケース(2~5時間)
・ランチョンマット(2~4時間)
ミシンが使えるなら、今後にも利用可能なもの
・ナップサック(6~10時間)
・エプロン(5~10時間)
・道具入れ(3~7時間)
・ファイルカバー(4~7時間)
・クラッチバッグ(5~8時間)
・浴衣(10~12時間)
・法被(10~12時間)
・防災頭巾(4~8時間)
技能を高めることを重視
・練習布(1~3時間)

あたりでしょうか。ほかにもカタログなどに掲載がありますが、時数との兼ね合いもあるので上手にやりくりしていただければと思いますし、困ったら出入り業者にどの商品の注文が多かったかを聞いておくのがよいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?