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さるぶつ道場 運動量保存則2解答

なめらかな水平面上の板の上を歩く人

 問題はこちらです.

 運動量保存則が成り立つとき,重心速度は一定です.この問題の場合は,水平方向にはたらく力は人と板の間の力(内力)のみなので,運動量保存則が成り立ちます.したがって,はじめは人も板も静止しているので全体の重心速度は0,つまり人が移動しても重心の位置は変化しません.この点に注目して解いてみましょう.

 図のように,人と板の重心の位置は板の左端から,

$${\frac{M\cdot \frac{1}{2}L}{M+m}=\frac{M}{2(M+m)}}$$

 はじめ,人も板も静止しているので人と板の重心速度は0である.したがって,人が板の右端まで移動しても,重心の位置は変化しない.ゆえに,水平面に対する移動距離 $${d}$$ は,

$${d=\frac{M}{2(M+m)}\times 2=\frac{M}{M+m}}$$

 詳しい説明はテキストか,下の動画を参考にしてください.またテキストには別解も示しています.


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