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さるぶつ道場 運動量保存則7

ばねで連結した2物体の壁との衝突

 図1-Ⅰのように,なめらかな水平面上に $${x}$$ 軸をとり,質量 $${m}$$ の小球Aと質量 $${2m}$$ の小球Bを,ばね定数 $${k}$$ の軽いばねの両端に固定して $${x}$$ 軸上に置いた.小球A,Bに $${x}$$ 軸に沿って負の向きに初速 $${v_0}$$ を与えたところ,ばねは伸び縮みすることなく自然長のまま進み,小球Bは壁に衝突して,図1-Ⅱのように小球Bは速さ $${\frac{v_0}{2}}$$ ではね返った.衝突後ばねは縮み,図1-Ⅲのように小球Bが座標 $${x_1}$$ に達したときに,小球A,Bは同時に一旦静止してからばねは伸び始め,小球Bが壁と2回目の衝突をして,図1-Ⅳのように小球Aと小球Bは壁から離れた.

図1

(1) 小球Bと壁の間のはね返り係数はいくらか.
(2) 小球Bが1回目の衝突をしてから,2回目の衝突をするまでの間の,小球Aと小球Bの重心の速さ $${v_1}$$ を求めよ.
(3) 1回目の衝突の後,小球Bが一旦静止したときの座標 $${x_1}$$ を求めよ.ただし,小球の大きさは無視できるものとする.
(4) 2回目の衝突した後の,小球Aと小球Bの重心の速さ $${v_2}$$ と,ばねが最も縮んだときのばねの長さと自然長との差 $${d}$$ を求めよ.

 解答はこちらです.


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