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家庭教師のビジネスモデル

ビジネスモデル鑑定士として活動する古賀さんと、大学生の坪田さん。
2人の出会いは、古賀さんが開いた「起業家育成講座」がきっかけでした。
以来、坪田さんは時折、古賀さんにビジネスの相談を持ちかけています。
今回は、坪田さんが始めた家庭教師のアルバイトについて、2人が話し合う様子をお届けします。
若者らしい発想と、年配者ならではの経験。
その対比の中から、身近な仕事に隠れたビジネスの可能性が見えてくるかもしれません。
古賀さんの「教えたがり」な性格と、それを自制しようとする様子も、お楽しみいただければと思います。
前回の記事「寝てない自慢のビジネスモデル」で紹介した「夜更かし反省」から、どのように行動が変化したのか、その点にもご注目ください。




古賀さん「お、坪田くん。今日は早いね」

坪田さん「はい。前回会ったとき、生活リズムの話をいろいろアドバイスいただいて。今は夜更かししないように気をつけてます」

(前回)

古賀さん「そう。それは何より。この前の寝てない自慢の話は、結構反省してたみたいだしね」

坪田さん「はい…。でも、おかげで規則正しい生活ができるようになって。バイトも始められました」

古賀さん「どんなバイト?」

坪田さん「家庭教師です。プログラミングを教えられたらいいなと思ったんですけど、やっぱり最初は普通の教科からになりました」

古賀さん「なるほどね。で、どう?面白い?」

坪田さん「はい。単なるバイトのつもりでしたが、意外と、生徒が理解してくれたときの反応とか、すごく新鮮で」

古賀さん「ふーん。家庭教師って、ビジネスモデルとして見ると奥が深いんだろうねえ」

坪田さん「ビジネスモデルですか?」

古賀さん「家庭教師の本質的な価値って、教科指導だけじゃないからね」

坪田さん「どういうことでしょうか?」

古賀さん「たとえば、生徒の親御さんとは話す機会ある?」

坪田さん「はい。毎回終わりに、進み具合を報告してます」

古賀さん「その時、親御さんは何を気にしてる?」

坪田さん「そうですね…成績のことはもちろんですけど、むしろ将来の進路の話とか…あ!」

古賀さん「気づいた?」

坪田さん「親御さんが求めてるのは、単なる成績アップじゃない」

古賀さん「そう。子供の将来への不安解消。これが重要な価値の1つなんじゃないかな」

坪田さん「じゃあ、アプリでお子さんの成長管理をするシステムを作って…」

古賀さん「ちょっと待って。若い人はすぐにアプリの話をするけどさ」

坪田さん「え?」

古賀さん「それって、朝ごはんの前に晩ごはんを作ろうとするみたいなもんだよ。アプリ発想もいいけど、後でいいじゃない。まずは今の家庭教師の仕事の中で、工夫できることを考えてみない?」

坪田さん「工夫…ですか?」

古賀さん「そう。たとえば、親御さんへの報告の仕方とか」

坪田さん「あ、確かに。最近、口頭での報告だけじゃ物足りないなって」

古賀さん「それ、いいね。具体的には?」

坪田さん「えっと…学習記録をノートにまとめて…」

古賀さん「うんうん。アナログでも十分効果的なやり方はあるよね。というか、アナログから入るほうが良かったりするだろう?…ま、こんなこと言うと、デジタルな人に嫉妬しているおっさんに聞こえるかな」

坪田さん「とんでもない。自分、すぐデジタルに飛びつく感じに考えてしまって…デジタルありき、みたいな」

古賀さん「ITスキルは強みだけど、それだけじゃないんだ。人と人とのつながりが大切な仕事だからね」

坪田さん「生徒との関係も、親御さんとの関係も、デジタルだけじゃダメですよね」

古賀さん「まずは目の前の仕事で試せることから始めるといい」

坪田さん「じゃあ、学習記録ノートを作ってみます。親御さんへのメッセージも書けるように」

古賀さん「いいかもね」

坪田さん「いやほんと、自分なんか、なんでもすぐアプリ作ろうって考えちゃうので」

古賀さん「はは、若い人ならではかもね。それに坪田君はそっち専門だしね」

坪田さん「さっそく今日は作戦練って徹夜です!」

古賀さん「おいおい」

坪田さん「そうでした。夜更かし厳禁でした」

古賀さん「学習記録ノートで細かいポイントが見えてきたらあ、ぜひアプリにしなさいよ。家庭教師中の会話を録音してさ、AIで学習記録ノートを作るとか、すればいいんだろ?」

坪田さん「それいいですね!でも段階的にってことですね」

古賀さん「ビジネスは、必ずしもハイテクからスタートする必要はない。少なくとも今のところは。ところで、今日の古賀先生は、説教くさくなかったかな」

坪田さん「そんなことないです」




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