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シドニー工科大学(UTS) - 出願の記録

記事のターゲット

  • シドニー工科大学(UTS)に出願しようと考えている方

  • シドニー工科大学(UTS)に出願して結果待ちの方

注意

本記事は2022年時点での個人の体験記です。あくまで参考程度にお読みください。正確な情報が欲しい場合はUTS(University of Technology Sydney)へ直接確認するか、留学エージェントにお問い合わせください。


1. 出願方法

UTSへの出願方法は大きく分けて2つの方法があります。1)エージェント経由で出願 2)自分で直接出願。

1)エージェント経由で出願
オーストラリアでは一般的に留学エージェントを介して出願を行う方が多い印象です。基本的に無料かつ現地に行ってからのサポートも得られるので、正しいエージェントさえ選べばデメリットはありません。ただし、稀に中途半端なサポートを行ったり、音信不通になるような悪徳業者も存在するようですので、注意が必要です。

2)自分で直接出願
こちらは全て自力で行う方法です。ある程度英語力があり、メール等で大学と意思疎通が可能な場合は選択肢に入るかと思います。「エージェントを介した方が煩わしい。全て自分でスピーディに進めたい」という方向けです。少しでも不安がある方はエージェントをお勧めします。

私は自ら大学に出願しましたので、その時の流れをここで共有したいと思います。

2. 出願準備 - プログラムの内容確認

出願に際して、まずは本当にそのプログラムが自分の学びたいこととマッチしているかしっかりと確認しましょう。UTSの場合は、「UTS + 学位名 + Handbook」とGoogleで検索すると詳細な履修内容を見ることができます。

https://handbook.uts.edu.au/courses/c04380.html

例えば、Master of Business AnalyticsでHandbookを見ると、下記のように1.5年のプログラムを通して学べる科目が閲覧できます。

履修科目一覧

更にここから26776 Foundations of Business Analyticsをクリックすると、下記の通り科目の概要が閲覧可能です。

科目の概要

更に詳細を確認したい場合は、Detailed subject descriptionをクリックしてください。そうすると科目の詳細や評価基準、テストや課題の内容が閲覧できます。

科目の詳細

3. 出願準備 - 要件の確認

プログラムの内容が希望と一致していたら、出願要件を確認しましょう。大事なポイントは1)前提と履修履歴の要件 2)英語の要件です。

プログラムページのAdmission requirementsから確認できます。

1)履修履歴の要件
UTSのMaster of Business Analyticsでは、ITまたはビジネス分野の学士号を持っていることが条件になっています。ただし、その条件を満たしていない場合でも、関連した十分な職歴がある場合は条件を満たしているものと判断される場合もあります。

2)英語の要件
IELTSの場合はO.A.6.5, Wが6.0が最低要件です。

要件を満たしているようであれば、いざ実際に出願に進みます。尚、英語の要件を満たしていなくても、入学前にUTS付属の英語コースを履修して一定の成績を満たすことを条件に英語スコアの提出が免除される場合があります。希望する場合はUTSに直接聞いてみましょう。IELTSだとO.A.5.5あればいけるはずです。

4. 出願

出願用のウェブサイトにアクセスして出願を行います。この辺のページを参考にしてください。

私がMaster of Business Analyticsに出願した際に提出した書類は下記の通りです。

  • TOEFLのスコア

  • 学部の卒業証明書

  • 学部の成績証明書

  • パスポートのコピー

  • CV(履歴書)

  • 志望動機(Personal Statement) *A4で1枚程度の量

更に出願料として$100払って出願完了です。

5. 出願からの入学までの流れ(実録)

  • 2022年4月21日: 出願

  • 2022年4月26日: UTSからパスポートのコピーを再提出するようにメールで求められる。同日メールで再提出。

  • 2022年4月27日: UTSから前職の職場から就労証明書を提出するように求められる。加えて、提出したTOEFLのWのスコアが1点足りてないと指摘を受ける。同日、英語は後日提出するから今の内容で審査するようにUTSへ依頼する。

  • 2022年4月29日: UTSへ就労証明書を提出。同日、UTSから入学審査の部署に出願書類を回したと報告あり。

  • 2022年5月2日: UTSから条件付き合格が届く。条件は3つ。1.英語の要件を満たすこと。2.前の職場から直接就労証明書をUTSへメールで送ること。3.学士を取った大学から直接UTSへ卒業証明書、成績証明書をメールで送ること。同日、学部の大学にメールで依頼をしたところ即日メールをUTSへ送信していただけた。

  • 2022年5月3日: 前職の職場からUTSへ就労証明書がメールで提出される。同日、英語要件だけを満たすようと書かれた条件付き合格の書類に加えて25%の返済不要奨学金の付与のお知らせが届く。

  • 2022年5月30日: 英語要件を満たしたIELTSのスコア証明書をメールでUTSへ提出。同日、条件なしの合格通知がUTSからメールで届く。

  • 2022年5月31日: 授業料+諸々の費用をオンラインで支払い($16,672)

  • 2022年6月3日: CoEがUTSからメールで届く。

  • 2022年6月6日: UTSの寮に申し込む。

  • 2022年6月7日: 寮から部屋のオファーが届く。

  • 2022年6月11日: 寮からのオファーのアクセプト。

  • 2022年6月14日: 寮の費用を1セメスター分オンラインで前払い($10,746)

  • 2022年6月29日: UTSから入学ステップの案内がメールで届き、学生メールアドレスが発行される。履修する授業の登録が始まる。

  • 2022年7月20日: シドニーに到着して入寮。

  • 2022年7月25日: オリエンテーションが始まる。

  • 2022年8月1日: 授業開始

6. まとめ - 入学に際しての感想

出願締め切りギリギリだったこともあり、担当者が気を利かせたのかレスポンスは尋常じゃないくらい速かったです。また入学確定後も随時手続きを案内するメールが届いたり、オンラインでの情報発信や手続きのわかりやすさはさすが留学生の扱いに慣れているなという印象でした。

ただ、オリエンテーション期間中にMaster of Business Analyticsの学生向けに何か説明があると思いきや、学位単位での説明会のようなものは何もなく、基本的に受ける授業単位でのオリエンテーションしかなったので、いまいち他の学生との一体感を感じる場面はありませんでした。結果として自分から同級生を頑張って探さなければ実際に授業が始まるまでに知り合うことができないので、自分がやった履修登録や諸々の手続きが本当にこれであってる?というような情報交換をするのが難しかったです。

私はかなり積極的に同級生を探しまくってやっと5人見つけることができました。インド人や中国人の学生は事前に固まってWhatsApp等で繋がっている様なので、事前にそこと繋がることができるとかなり助かるかと思います。ただ、彼らから積極的に他の国の学生と繋がろうとする気配はないので、こっちから探していくしかないと思います。

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