iQOS ILUMA ONEをレンタルしてみた。ついでに自分の加熱式たばこ遍歴を語る。

こんちゃす。

というわけで、今回は喫煙具の話題を。

公式でやっている「14日間レンタルプログラム」で、iQOS ILUMA ONEという、iQOS ILUMA系で一番コンパクトなやつをレンタルしました。

本体と専用ヒートスティック。従来のiQOSとは別。

さて、私は約10年ほど紙巻き煙草を愛用してきたわけですが、その途中で「加熱式タバコ」と呼ばれるデバイスのほぼ全てに手を出してきました。

iQOS(初代・2.4 Plus・そして今回のイルマワン)
Ploom(初代・テック・テックプラス・テックプラスwith・S・X)
glo(初代のみ)

この中で一番厄介だったのはPloomです。なんせカプセル式になっており、いっぺん吸ったあとはしばらく冷やしてから取り出さないとアチアチの金属製カプセルが出てきて火傷をするという仕様です。

あと次点でiQOS・gloなどの葉を加熱する方式。

なんとも独特の匂いが出て、煙は出ずともその匂いで周囲を汚染するというクセモノでした。
それはパチンコ店などで隣にiQOSユーザーが来たときにすぐに分かるくらいのものでした。

実は初代iQOSが出た時、そんときは人気がなかったのかクーポンのバラマキで3割引くらいになるキャンペーンをやってて、コンビニ店内で会員登録をして速攻で飛びつきました。2015年かそこらだったかな。

紙巻きタバコのように煙が出ることがなく、当時吸っていたセブンスターよりキック感は増幅。
しかも壁紙や電子機器などにヤニがついたりすることがない!?すげえ!!!

まさにその当時は「革命的」なデバイスだったわけです。

ですが、以下の問題に直面しました。

・フタがすぐにブッ壊れて閉まらなくなる。
・ホルダーを紛失することもある。
・定期的に中を清掃しないと独特の匂いがすんごいする。

そして、iQOSにすぐ目をつけて使っていた人間にとって悲しい出来事が起こりました。

なんかの番組でiQOSが取り上げられ、大ヒットしたのです。

しかもその大ヒットで品薄なタイミングでホルダーを紛失し、しゃーないまるごと買おうと思ったらどこもかしこも品切れ。
最終的には秋葉原の某タバコ屋2階にあるiQOSスポットでホルダーのみを単体購入しました。

そして故障の多さと掃除のまだるっこしさから、自然と紙巻きに戻っていきました。

そして、次に目をつけたのは我が日本の誇り、JT(日本たばこ産業)のPloom TECH系。

Ploom TECHファミリーの最新機種、Ploom TECH with。

まさに「求めていたものはこれだ!!!」となりました。

こちらは、葉を直接加熱するわけではなく、ちょっと温めたリキッドを葉の入ったカプセルにくぐらせるタイプ。
あの独特の匂いもしませんでした。

まさに理想のデバイスに出会えたかと思いきや、これもちょっと難あり。

カプセルの持ちが悪く、満足感を得られるほど吸えないのです。
多少吸ったらスッカスカになり、コスパ最悪の代物でした。

初代TECHのときは入手困難だったのですが、TECH+、TECH+ withとなるにつれて入手難易度は下がっていきました。
おそらくユーザーは薄々感づいていたのだと思います。

再び加熱式タバコに引き戻す、そんな事件。

楽しさと疲弊にまみれた加熱式タバコ探しから多少遠ざかっていたここ数年ではあるのですが、とある情勢の変化がありました。

2020年4月、改正健康増進法の施行。

パチ屋も雀荘も禁煙・分煙(喫煙室を設置)がデフォ、中で吸わせる場合は「喫煙目的室」とし、そのエリア自体20歳未満立入禁止。

その中でもパチ屋は「加熱式タバコ専用」に切り替える店舗が多かったです。
というか紙巻きをそのまま吸える店を見たことがない。

おそらく遊技機へのダメージを考慮した結果でしょう。
負けた腹いせにヤキ入れられるようなところですから。

また、飲食店も加熱式タバコならいける店舗が多くなったりして、肩身の狭さを体感しました。
かといって予備で加熱式を持ち歩いてるわけでもなし。

そして加熱式をまたメインの座に上げてやろうかと手に入れたのはPloom X。
こちらはiQOS/gloのような加熱式。

先代に「Ploom S」というものがありましたが、これもあまり馴染めず。

「もしかしてPloom Xならやってくれるんじゃないか!?」と思っていましたが、結局あんまり使わずじまいで終わりました。

iQOSは基本的に充電器と吸うためのホルダーが別なのですが、gloとPloom S、そしてXは一体型なわけです。これがまず第一の選択理由。

あと、iQOSと違ってブレードがないんです。

掃除するときにド真ん中に鎮座するブレードを曲げる心配をしなくてもいいんです。

しかしド真ん中にあるブレードがないぶんPloom Xのほうが掃除がやりやすいはずなんですが、付属の綿棒にアルコールも何もついておらず、自己調達を余儀なくされる事態に。

最悪なのはBluetoothと連携させて電池残量を細かく見られるという機能。
なんで電池残量見るのにわざわざ別のブラウザ落としてきてそっから専用Webサイト経由させなあかんねん。アホか。

…で、話は戻ってiQOS ILUMA ONEへ。

元々iQOS ILUMA系は「本体価格の高さ」「評判の悪さ」でちょっと避けてた面がありました。

ですが、充電器とホルダーを一体化させ、前者をクリアした一体型のアイテムが「ONE」なわけです。
お値段3980円也。

Ploom Xより高いな。あっち1980円やぞ。
しかもヒートスティックがiQOSとはまた別とはややこしい。

まあまあまあまあ、レンタルして約1.5箱吸ったあと、わざわざiQOSとは別にこしらえたヒートスティックの正体を見てみました。

TEREAの分解をしたところ。従来のiQOSとシステム自体は同じで、それがスティック側に移っている。

なるほど、そういうことか!!

…いや、もうちょっとさ、葉の周りを取り囲むとか大胆にやればよかったのでは?

とか思わないでもないですが、ちゃんとこれでiQOSと同じ加熱方式は成立してるわけです。

ただし、これを「可燃ごみ」としてポイと捨てるにはちょいと躊躇します。

先程チラッと言ってた「評判の悪さ」は、これに繋がります。

言ってしまえば、紙巻きの吸い殻よりめんどいことを強いられるわけです。

あと、もう一つ重要なことがありました。

Ploom Xは純粋に「吸える時間」で管理なのですが、iQOS系は「時間or吸った回数のいずれか早く到達した方」になるんです。

iQOS ILUMA ONEは「6分or14パフ」、つまり実時間が3分でも14回吸えば強制終了です。

これに関しては1パフあたりを長く吸ってできるだけ稼ぐしかないのでしょう。
紙巻きのときの悪癖がこんなところで困る材料になるとは…

しかし現状結構気に入ってしまい、紙巻きタバコを買うのを現状ストップしているので、多分レンタル期間が終わったらこのまま購入するかもしれません。

普段吸っている銘柄(ロングピース)より若干安い、消費もちょっとスロー気味、廉価版のヒートスティックが今後出る(現在は関東以外で展開中)とのことで、ちょっとランニングコストの削減にはなるんじゃないかと。

ということで、TEREAをバラして中身を見てふと思いついて書き殴りました。

禁煙しろ?しません。

それでは。

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