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本能の赴くままに

やはり人は今も、何も変わってないのかもしれない。

日々ネットから溢れ出てくる情報に惑わされ、本来の自分自身を、皆見失ってしまっている気がする。知りたい情報の検索により、知らぬ間にエコーチェンバーの中へといざなわれ、選択的接触によって自分と同じ意見の人達といつの間にかコミュニケーションをとり、本当にそれが自身が欲していた事なのか、迷走してしまう。
しかし実は勝手に心の内を何の根拠もなく、複雑化してしまい、情報過多の世の中に振り回されているだけで、もう少し単純に、難しく考えず、本能の赴くままに、目の前の事を享受していいのかもしれない。
ネットやSNSが普及し始めたのもまだ最近である。各々の思想が、こんなにも簡単に共有できなかった時代には、人々はもう少し曖昧に、不確かな状況で、人間を営んでいたのではなかろうか。駅の待ち合わせで、西口、東口でいつまでも待ち合わせをし、結局会えずに誤解を生む。偶にはそんなことが、あってもいいのかもしれない。

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