見出し画像

花も泡も私も、同じ宿命を

一箇の大輪の花のように生きたいと思いました。
ただ、咲けない花はあるけど、枯れない花はありません。

川の泡沫のように消えたいと思いました。
ただ、川では何度でも泡沫が生まれるけど、二度と同じ泡沫は生まれません。

私は、「あーあ」と言って、手も足も部屋いっぱいに投げ出して、やがて静かに体を起こした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?