My Cat’s Eye
私めバイマサミ、公私問わずバイイング、爆買いハンターとして過ごしたバイヤー一筋21年。
東奔西走しながら、表参道のお店へ、自宅の目黒へ、どれだけの荷物をせっせせっせと運び入れたか。
右肩にぎっしぎしに重いバッグをぶら下げて何かを運んでいる時は、
自分がアリになったような気持ちになりました。
インドでは積荷オーバー
そそり立つパッキン事件もありました。
出張先で素敵なお店があれば、ちょっとリサーチ、のつもりが、ミイラ捕りがミイラ。100%身銭を切ってお試しショッピング。
旅と、旅先でのお買い物ほど楽しいことはない。
コロナ直前の渡航となったインドジャイプール。
巨大な倉庫でこの 「ジャイプール猫」と出会い救出。
埃をかぶっていても、気品のある佇まいでした。
手がちぎれそうになりながら持ち帰ってきたこのジャイプール銅猫さんは、
水金でたくさんの方をお出迎えして、
時々皆様に頭なでなでされて、
そして今、私バイマサミの家でのんびり過ごしております。
なんだか引き締まったジャイプール猫と、もふ猫クインさんの対比よ。。。
水金バイヤーとしてさまざま買い尽くしてきた私めですが
これからのプー太郎生活を思って、
この春からはぎゅっとお財布の紐を固く結んでおりましたが、
いとも簡単にスルスルとその紐は解かれてしまいました。
それは初恋のように💜
ネパール人デザイナーIndra Man Sunuwar(インドラマンスヌワール)の
水金ラストダンスイベント新作小箱を開けたその瞬間。
はっ、、、と。
数ある素晴らしい作品の中で、それはそれは無垢な光を放つそなた。
「君の名は?」と。
「はい、わらわは、ホワイトトルマリンキャッツアイと申します。」
か細い声で、そう答えてくれた(多分インドラさんが 笑)
なんとも、奥ゆかしくて、うい奴。
ピンときてしまい一目惚れでした。
猫猫、キャッツ好き好き言ってるわりに、
まだキャッツアイという石を持っていなかった私め、「ネコムラ」を名乗って15年。
とうとう出会ってしまった私のキャッツアイ。
まるで猫の毛並みにようにふわふわとして見えるインクルージョンの横縞模様。
そしてそれに交差するように優しく走るキャッツアイのライン
奥行き、透明感。
そして白。
それは何にも添い遂げる包容力の色。
皆様のアドバイスを聞きながら、
人の気持ちを組んで、
自分で消化し、
調和していくこれからの人生。
新しい色も添えることのできる、
決めつけることのないまっさらな価値観。
そして、この地球上に生きとし生けるものの中で最もリスペクトする猫さまの、
たくましくてしなやかな美しさを内包する奇跡。
このリングを目にして、そんなテーマが一気に駆け巡り
これは、これからの私という人間が身につけるべき指針なのではないかと、
すぐに思いは完結したものの、
一晩考えた末、いただくことにしました。
Jaipur Jewelry by Masamiのホワイトエナメルのリングと合わせて
これからの自分は白白のコーディネートをテーマに生きたい。
一連の流れは、まるで自己投影。
何かを選ぶ時っていつもそうなんだと思います。
直感で選んでいるようで、全てに意味がある。
その答えは自分の中にある。
なんつって。
ただ一目惚れしただけ。それでもよきよき。
裏には美しい透かし彫りのザリワークが施されています。
ある日の、コーヒータイム。
コーヒーカップの白と金、私キャッツの白金が重なり合ったその瞬間
その景色と自分の身につけているジュエリーやワードローブが溶け合ったふとした瞬間に
高揚してしまう、そんな経験を皆さんもされているのではないでしょうか?
キャッツアイ、恐れ入りました。
インドラさんの名作、ネパリ細工のキャッツアイリングたち。
キャッツアイラインと交差するように、優しい毛並みが見えますね。
フレームはロープワーク。
そしてアームには花模様のカービングが施されていて
小さなピンクトルマリンキャッツアイ。
フレームにはドットのルナワーク。
ルナは、月。つまり石の周りにお月さまがぐるりと施されたデザイン。
どちらも裏にはザリワークが施されています。
このピンクトルマリンコレクションたちは
10月7日ー10日に京都で行う、インドラさんイベントに連れて行くものたちです。
京都イベントについてはまた詳しく決まり次第ここでお知らせしていきますね!
楽しい。
ジュエリーについてあれこれ書いている至福の時間。
またちょっとずつ綴っていきますね。
やっぱり、、、モフ度が違う。。クインちゃんとジャイプール猫。
by Masami Instagram ものんびりアップしております〜
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