趣味と実益を兼ねて…
ベルギーでは5月4日から段階的なロックダウン解除が始まり、それに伴って公共交通機関を利用する際にマスク着用が義務化されます。
といっても、ベルギーでもマスクは品薄状態が続いていて、スーパーや薬局でもまず売ってません。義務化するなら、その前に入手できるようにしてくれないとなぁ…と思っていたら、ロックダウン解除の第一フェーズとして「まず服地・手芸用品店の営業を再開します」との政府発表。
これって…w
「材料は買えるようにするから、マスクは自力で作りなさい」
…ってことですね。へーへー。
そういうことなら…というわけで、今週末は久しぶりに編み物です。なにしろ裁縫は大の苦手なので、布地なんか売ってもらってもキレイにフィットするものを作れる自信はありません。でも編み物なら、そこそこ伸縮性のあるパターンにすれば、適当な大きさの長方形を編むだけで勝手に顔の形にフィットしてくれます。幸い、前にサマーカーディガンを編んだ時のコットンヤーンが半端に余っていたので、手芸用品店の再開を待たずに作り始めました。
本体は棒編みでメリヤス二段+一目ゴム編み二段の繰り返し、紐はかぎ針編みのスレッドコード。こうして完全に編み物だけで作ったマスクがこちら。
休み休みやって、だいたい半日で完成です。
もちろん編地だけではスカスカすぎるので、内側にフィルター代わりのキッチンペーパーを挟み込みます。このペーパーを小まめに取り換えれば、布マスクを洗って使いまわすより衛生的かも知れません。
装着してみました。思った通り、勝手に顔の形にフィットしてくれます。より鼻の出っ張ったコーカソイドの夫でも、同じ編み方でOKでした。
必要に迫られて始めた作業ですが、もともと編み物は趣味のひとつなので、けっこう楽しくなってきちゃいました。月曜日までに、自分の分と夫の分を色違いで2枚ずつ作ろうかな、と思っています。