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クリスマスマーケット&ライトショウ

いよいよクリスマスですね。というわけで、ブリュッセル中心部のクリスマスマーケットと、グランプラスで行われるライトショウを見に行ってきました。1か月前のマーケット初日は昼間の明るい時間帯でしたが、今回は日が暮れて暗くなってからイルミネーションを楽しんできました。

クリスマスマーケットのシンボル・大観覧車を背景に、多くの屋台が立ち並びます
クリスマスイブということで、ご覧の人出
お菓子屋さんのデコレーション
屋根の上にも大掛かりなデコレーションがライトアップされています
オーナメント釣りの屋台。色とりどりのボールが水に浮かんでキラキラしています。

アクセサリーやらボードゲームやら暖かそうな帽子やらの屋台がたくさんありますが、やはり一番にぎわっているのは食べ物の屋台。ホットドックとかラクレットとかエスカルゴの屋台に交じって、今年はたこ焼き屋が出ていてビックリ。焼いていたのは白人のおっちゃんでしたが、けっこう上手にひっくり返していましたよ。
500メートルぐらいの通りの両側に立ち並ぶ屋台を、特に何も買わず、ただ眺めながら往復するだけでも30分ぐらいかかりました。もっとじっくり見て回ったり、とちゅうで飲食したりすれば、1時間では回り切れないかも。
さて、クリスマスマーケットのメイン会場を後にして、グランプラスへと向かいます。

グランプラスへ向かう途中の街のイルミネーション

クリスマスマーケット期間中、グランプラスでは午後5時からライトショウが行われています。週末は30分ごとに繰り返されるので、あまり時間を気にせずブラブラと歩いていきます(ちなみに平日は1時間ごと)。
私が到着したのは、ちょうど前のショウが終わったところでした。次のショウが始まるまで15分ぐらい、写真を撮りながら待ちます。

デフォルトの白いライトアップ。昼間に見たときはシンプルすぎたツリーも
イルミネーションが灯るとゴージャスです。
周囲の建物の窓を見て回って、私的お約束のリフレクションを撮影
窓ガラスが二重になっているので、ブレてるように見えちゃいますね

カメラを持ってウロウロしているうちに、建物を照らす照明が落ちて、いよいよライトショウが始まります。バレエ組曲「くるみ割り人形」の「金平糖の踊り」をアレンジしたヴォーカル曲からのスタートです。

今年のライトショウは割と具象的な投影も多く、なかなかファンタジックな構成になっていて、久しぶりに見ごたえのあるショウらしいショウでした。
近年は、音楽のリズムに合わせて光の色がパカパカ変わったりレーザー光線が走ったりするだけの、つまらないライトショウが続いていたので、今回はけっこう満足しています。

以前は、広場の石畳の上にも色んなオブジェが並べられて、そこから光線が出たりオブジェそのものが光ったりと、建物の壁面だけではない立体的な演出がされていたんですが、2016年にブリュッセルの空港と地下鉄で自爆テロが起こった年に規制が設けられたらしく、ライトショウは建物の壁面だけになってしまったんですよね。それ以来、なんだかクラブのダンスフロアの照明みたいな面白味のないショウばかりになっていたけど、今年は以前のワクワクするような楽しさが少しだけとり戻せたように感じました。

ちなみにブリュッセルのクリスマスマーケットは、正式には "Plaisirs d’Hiver (冬の愉しみ)"という名称で、クリスマスを過ぎても新年1月6日まで続きます。グランプラスのライトショウも、あと2週間ぐらいは続くので、もう一回ぐらい見に行ってもいいかな、なんて思っています。
楽しかった!