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ブーローニュ・スュル・メールの海辺

滞在3日目の午後には少しずつ陽射しが戻ってきて、4日目と5日目は晴天となりました。ようやくお散歩日和です。せっかく海の街に来たので、海辺を散策してみました。

リアーヌ川の河口付近。中央右寄りに見えるのが水族館

宿からてくてく歩いて約30分ぐらいで、港らしい風景が見えてきました。街を流れるリアーヌ川の河口あたりは漁船が係留されていて、午前中には魚市場が開きます。写真を撮るのを忘れてしまったけど、水揚げされたばかりの魚やカニなどが並べられていました。
そんな中に生牡蛎をその場で食べさせてくれる店があり、夫はさっそく6個の皿を注文しました。

夫が注文したオイスター。レモンとエシャロット入りのソースに白ワイン付きです

実は私は貝類にはアレルギーがあって、牡蛎でもホタテ貝柱でも生を食べると途端に体調が悪くなって吐いてしまいます。火を通して調理されたものなら大丈夫なんですけどね。というわけで、夫がひとりで賞味していました。そろそろシーズンも終わりなので、この時期に新鮮な牡蛎が食べられて大満足だったようです。

さて、さらに先へ進んで水族館の横を通り抜けると、いよいよ海が見えてきました。長い桟橋(船を係留するところではないから突堤かな?)の先に観光ガイドなどで見かける赤い灯台があります。

港の入り口を示す赤い灯台
赤い灯台の足元から見た砂浜。向こうの方に到着した日に高波がぶつかっていた防波堤が見えます

ちょうど引き潮の時刻だったらしく、波打ち際が後退していて砂浜が広々としていました。到着した日の高波はどこへやら、波はしごく穏やかです。
ところで、赤い灯台のさらに向こうの海の上に、もうひとつ白い灯台がありました。遠目には岩礁の上に立っているように見えたのですが、望遠レンズ越しに見たら、岩礁ではなく明らかに人工の建造物で、ちょっと日本の軍艦島を連想させます。

沖合の白い灯台

灯台は新しそうですが、土台になっている建造物はずいぶん古いものに見えます。窓と思しきものも見えますが、今でも建物として利用されているような雰囲気ではなさそう。戦時中の要塞か何かの遺構でしょうかね。

さて、桟橋を降りて砂浜も少し歩いてみました。白くて細かい砂の上には貝殻がたくさん落ちていたりカモメの足跡がついていたり。
ここは夏になると大勢の人々が訪れる人気の海水浴場らしく、海岸道路からすぐのところに、着替え用と思われる小屋がたくさん並んでいました。どれもきれいにペイントされていてピカピカです。夏に向けて新たに設置している最中なのかも知れません。

海水浴客のための着替え小屋の群れ。青い屋根も真っ白な壁も新しそう。

海辺の散策を終えて、いよいよメインイベントの水族館へと向かいますが、
それはまた明日の投稿で。

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