Brussels Discovery
この週末は少し足を延ばして、ブリュッセル内でも今まであまり行かなかったエリアを散策。トラムで通ることはあっても、歩いたことのなかった大通りの脇に、小さな水路が流れる緑の遊歩道があります。
水路を辿って歩いていくと、白い瀟洒なシャトーのある公園に着きました。平時ならこのシャトーは、結婚式などで一般利用されるようです（今はコロナで閉鎖中）。
シャトー裏手の緑に囲まれた小さなテラスには、こんな噴水もありました。
公園の大きな池をぐるりと回って、さらに先へ続く水路を辿っていくと…
古い古い木製の水車に行き着きました。傍にあった旧跡案内版によると、12世紀の文献に記録が残っているそうです。今ではさすがに朽ちかけていて、もう稼働してはいません。かつての水車小屋だった石造りの建物は、今はレストランになっているようです（同じく今は閉鎖中）。
水車へ向かう水路は二段構えになっています。右側の高い位置にある細い水路が、かつては水車の上まで水を運んでいたようです。苔むした石垣の古さが、長い歴史を物語ります。住み慣れた街のつもりでも、まだまだ知らない場所があり、新しい発見が残っているものですね。