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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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#2011

空想建築のリアリティ(『サイゾー』2011年8月号)

空想建築のリアリティ【1】──メタボリズム

今年の夏に乗りたい波(『サイゾー』2011年7月号)

今年の夏に乗りたい波【1】──チルウェーヴ

近未来の原子力ヒーロー(『サイゾー』2011年6月号)

『サイゾー』が一時期やっていたカルチャーページ「CCCCC」で担当してた記事を久々に思い出したので発掘。 近未来の原子力ヒーロー【1】──鉄腕アトム

『100人がしゃべり倒す! 「魔法少女まどか☆マギカ」』アンケート(2011年10月)

宝島社刊 「100人がしゃべり倒す!『魔法少女まどか☆マギカ』」 アンケート 回答者:ばるぼら ■「魔法少女まどか☆マギカ」を全話ご覧になりましたか?

ロボットのすごいれきし(2011年『土星』2号)

(1) ロボットという言葉が登場する以前から、人型の機械=ロボット的な概念は世の中に存在しました。空想上のロボットは、紀元前8世紀のホメロスの叙情詩『イーリアス』に登場する黄金でできたメイド(黄金の美女)や、紀元前3世紀のギリシア神話に出てくる青銅の巨人タロスなど、紀元前までさかのぼれますし、オートマタ(自動機械、からくり人形)についても、紀元前1世紀にアレクサンドリアの数学者ヘロンが『自動機械論』に既に詳しい記述を残しています。機械仕掛けの、人でないものに人の仕事や役割を任

BETWEEN No.0(2011年5月配布)

2011年5月14日、「ZINE house vol.1 "yakk" at 02cafe」というZINEイベントでトーク出演することになった際、無料配布した両面印刷のペーパーです。ワタシはよくトークイベントに一人で行って開演まで時間を持て余すので、そういう時に暇つぶしに読める文章が載ってるペーパーがあるといいよな、と思っていたので、そういうものです。ZINEのイベントだから何かZINEっぽいものを作るべきだよな、とも思っていました。

ポップ・クラウド・2011(2011年12月『DOMMUNE オフィシャルガイドブック2』)

何が変わったのかを思い出す。「最新キーワード」は寡占で先端を気取る道具から、プロフィールに大量に並べ(スラッシュで区切って)友達を探す名札の代わりになった。「カテゴライズできない面白さ」はただの孤立であって、物語もしくは文脈なしには誰も見向きもしなくなった。「知らないもの」はわかりやすく説明されるべきであり、でなければ必要のないものである。売れてるものは沢山あるが王道はない。グローカル、クロープン。本来個性だった技術は世界中に共有されていき、誰もが平均的に良い代わりに、誰もが

秀英体──平成の大改刻(2011年3月『アイデア』345号)

秀英体は大日本印刷株式会社(以下DNP)がまだ前身の秀英舎と名乗っていた時期に自社開発したオリジナル書体の名称で、改刻を続けながら、金属活字から写植、デジタルフォントへと受け継がれ、誕生から百年経ってなお前線で利用されている伝統的な和文書体である。二〇〇六年一月から「平成の大改刻」と銘打った秀英体ファミリーの大規模なリニューアルが始まり、従来の秀英明朝の全面見直し、秀英角ゴシックのリデザイン、秀英横太明朝や秀英丸ゴシックなどより多様化した需要に応えるための新書体を加え、秀英体

John CageとAKB48の共通点(2011年未発表)

これは新しくデジタルコンテンツの販売サイトを作るので、何か文章とデジタルコンテンツを一緒に提出してください、という依頼で、何にしようかなと思ってフォントを作った時のものです。結局世に出ませんでしたな~。 * フォントに興味を持ったのはいつだったか覚えてないけれど、自分で買うほど興味が沸いたのは、キノコのイラストで有名なJohn Cageのアルバム(CRAMPSレーベルのnova musichaシリーズ1番)を見てからだったと思う。レーベル・オーナーのGianni Sass

クエンティン・フィオーレと『Aspen』(2011年『KAWADE道の手帖 マクルーハン』)

マーシャル・マクルーハンの『メディアはマッサージである』をはじめて手にしたインパクトを語る際に誰もがブックデザインに触れざるを得ないように、同書が今日まで影響を持ち続けているのは、そのテキスト自体よりも、言葉の一つ一つに何倍もの含みを持たせる強烈なデザインが大きな要因となっているのは想像に難くない。まるでゴダールの映画のようにカットアップされたテキストとイメージが見開きごとにコラージュされ、言葉と図の(無)関係性、前ページと後ページ、ページをめくる行為……そういった「本」

有料
300

2011年度ベスト&トホホテン(『映画秘宝』2012年3月号)

昨日まで忙しかったので、自動更新的な設定にして1日1回更新のつもりだったのに、エラーが出て更新できてなかったのに気が付き、もう手動で一気に更新することにしました。

有名ジャケのフォントを探して再現してみよう!(2011年「drillspin」)

※この記事は「driispin」というサイト用に書いたものですが、2021年1月現在読めなくなっているので、ここに再掲します。 デザインとは文字から始まる! 使われてる書体を解明すればデザインはいくらでも真似られる! という仮説を検証すべく、有名なアルバムジャケットのタイポグラフィ/デザインを解剖してみた。ということで早速、試していきましょう。 世界一有名なバンドと世界一有名な書体 The Beatles『The Beatles』(1968-11-22) まずは初級か

The Beach Boys / SMILE millennium edition(2011年『HOMEMADE MUSIC 宅録~D.I.Y.ミュージック・ディスクガイド』)

The Beach Boys / SMILE millennium edition Dumb Angel Records / CD / 2000 いつまでも続く録音作業で袋小路に陥り制作は中断、ジャケットの印刷までされながら発売は中止。膨大なフレーズの断片とBrian Wilsonの精神の病だけを残し、60年代を代表する幻のアルバムとして知られることになった『SMiLE』は、2004年にBrianのソロ作品として正式リ

空の旅で聞きたい音楽、 出発から到着まで(2011年『TRANSIT』12号)

旅に音楽は欠かせない、なんて当たり前の話。もっといえば風景や行動が変われば聞きたい音は次々と変わる。だから空の旅にふさわしい音楽を、出発から、空港、機内、到着まで細かく考えてみた。