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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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#2008

グラフィックにみる日本の音楽ファンジンのひとつの流れ(『アイデア』2008年5月号)

パンク、ニューウェイヴ,ネオアコ、テクノ……1970年代末から2000年代にかけて発展してきた独立系音楽ジャーナル。その流れを手書きからワープロ、そしてDTPにいたる誌面レイアウト、タイポグラフィの展開とともに追う。 ■Rockin'Doll

21世紀のニュー・スタンダード(2008年『世界のサブカルチャー』)

Rip it up and start againかつて、Nurse with Wound(以下NWW)というノイズ/コラージュ・ユニットの1stアルバムには、あるオマケがついてきた。それはNWW自身がまとめた古今東西のミュージシャンのリストだったのだが、そこに羅列されたカルトかつアンダーグラウンド志向なミュージシャン名の数々は、彼らの音楽マニア度を証明すると同時に、リスナーにとっては未知の音楽への招待状として、ファンの間では活発な議論を呼びつつ、末永く愛された。 オリコン

有料
500

蒟蒻畑は美味しい。味以外の効用は知らない。(2008年未発表)

※当時ブログに載せようとしてやめたテキストっぽいです 代替物がないからといって人が死んでもなんら規制されない包丁や自動車と比較すれば、たしかに蒟蒻畑はそれ以外の製品でもなんとかなるものかもしれない。しかし世の中に必要か必要でないかで存在の是非が決定されてしまう世の中はあまりにも貧しく絶望的である。

デザイン:雨宮まみのエクスタシーサミット

デザイン仕事のアーカイブも進めていきます。 亡くなった雨宮まみさんから「今度渋谷UPLINKでトークイベントを開催するんですよ」と聞いたのは2008年春のことだったようです。その頃の記憶は曖昧なんですけども、吉祥寺のHARBSでケーキを奢ってもらいながら言われたかもしれません。その頃のワタシは雨宮さんに不定期にご飯とか美味いものを奢ってもらっていました。 で、「こんなんどう?」とフライヤー画像を勝手に作って送りつけたところ、次回から正式に頼みますよーと言われて何回か作り続

年表 21世紀の音楽/メディア1990-2008(『InterCommunication』 64号/2008年春号)

年表 21世紀の音楽/メディア1990-2008音楽の進歩がテクノロジーの進歩と共にあったのは20世紀までだった、と(現時点では)言ってしまっていいだろう。コンピュータの高性能化/大容量化/低価格化/個人化が急速に進んだ90年代を過ぎて、やってきた00年代は洗練化/細分化/並列化/大衆化が混じり合う漠然とした停滞感に覆われていた。00年代の変化は、出来なかったことが可能になるというよりは、前に出来たことがもっとやりやすくなった、というようなボトムアップの変化である。無論これは

本の註釈(2008年未発表)

そういえば2008年に書いたこの註釈、世に出してないんだよな。別にもう二度と出ないだろうからここで供養しよう。なんの註釈かは察してちゃん。●で数字がついてるのはページ数です。 註釈●2-3

有料
500

アカツカの履歴書・その他の活動(2008年『赤塚不二夫 KAWADE夢ムック』)

六〇年代から八〇年代にかけて、日本のマンガ家のイメージをがらりと変えた「マンガ以外のことをするマンガ家」といえば、手塚治虫を除けば、その筆頭として赤塚の名があげられるだろう。別ページで触れられている芸能プロ、雑誌編集、レーシング・チームなど、(どれも失敗しているが)普通のマンガ家のイメージからは離れたものに手を出しているのは、マンガが一般に認知されるようになったことで、マンガ家が絵を描くこと以外の仕事をしても奇異の目で見られなくなった、マンガ家の社会的地位が向上した時代的な背

ambient compilation(『STUDIO VOICE』2008年8月号)

ambient compilation

SV MONTHLY DISC-PORT(『STUDIO VOICE』2008年8月号)

引き続き。そういえば、編集部的には、送られてくるサンプル盤とかじゃなくてワタシが個人的に選んで持ってくる謎新譜を選んでほしかったようなのですが、「送られてくるサンプル盤から良いのを探す」という縛りをやりたかったので、ほとんど提案しませんでした。悪かったかなあ。 SV MONTHLY DISC-PORT

SV MONTHLY DISC-PORT(『STUDIO VOICE』2008年7月号)

『STUDIO VOICE』の音楽レビューページを隔月で担当していた時期があります。そのレビューをランダムで……。というか最初から順番にアップしたかったのですが、どーしてもファイルが出てこないし雑誌の現物もどっかに行ってしまった……。 SV MONTHLY DISC-PORT

「テクノ歌謡復活祭」開催記念アンケート(2008年11月)

2008年11月30日にロフトプラスワンで開催された「テクノ歌謡復活祭」というイベントで、来場者に配布された『テクノ歌謡復活祭のしおり』という小冊子があり、冊子掲載用のアンケートに答えた時のQ&Aを再録します。 もともと『テクノ歌謡ディスクガイド』という書籍の発売記念イベントで、ワタシも登壇しないかと誘われてたのですが、当時はワタシは顔出しNGを今よりも厳密にしており、ロフトプラスワンのステージだと撮影される可能性があるな……と断ったのでした。司会は田中雄二さんで、パネラー

評判を共有するのが評論か。(2008年9月ブログ)

「評論」について思いだせる範囲で書くと、1981年1月に出た音楽ミニコミ『ミュニオン』掲載の「触発/ロック評論の腐敗」というインタビューで、高沢正樹氏がこう話していた。 ──評論の腐敗みたいなことに関して言えば、“こう感じた”ことに対する論理的解明をさほど望んではいないでむしろ“こう感じた”というフィーリングを信頼するファンとその上にノッかっちゃってる評論家の間の相関々係についてはどうお考えですか? 全くもって許しがたいですね。つまり音楽評論家というよりも音楽

日本の初期パンク/ニューウェイヴ年表1976-1981(2008年制作)

これは2008年7月に発売された『NYLON100% 80年代渋谷発ポップカルチャーの源流』(アスペクト)という本の巻末に載せた付録の年表です。検索できたほうがいいのでここにそのまんまアップします。有料! 付録・日本の初期パンク/ニューウェイヴ年表1976-1981 ◎この年表は1976年から1981年までの、東京周辺で行われたパンク/ニューウェイヴ関係のイベントを中心に編纂されている。1982年以降は膨大になるため今回は収録を見送った。 ◎1978年4月までのライブ/イベ

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500

お茶の水女子大漫画研究会(2008年Wikipedia削除記事)

※Wikipedia日本版に投稿したものの、「大学組織・学生組織等は記事独立基準を満たさない」という削除基準に引っかかったため削除されたものです。勿体ないので載せておきます。 お茶の水女子大漫画研究会 '''お茶の水女子大漫画研究会'''(おちゃのみずじょしだいまんがけんきゅうかい)は、[[お茶の水女子大学]]に存在した漫画サークル。略称は'''お茶マン'''。 == 概要 == 1974年10月にお茶の水女子大学内で発足した漫画研究サークルで、発起人は湯田伸子と小勝礼