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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

P5・第1期再考(~1987年)

再考シリーズ、みたいになってますが、ようは原稿を少しずつ出してるのでした。敬称略。

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雑談:2000年の戦前

2022-12-28、テレビ番組「徹子の部屋」にゲストでタモリが出て、発言が話題になってたの、見ましたか? 新しい戦前。これを読んですぐ、菊地成孔さんを連想しました。検索したらそう思った人は他にもいたようです。2000年の菊地さんの発言を思い出してみましょう。

『Crawdaddy!』10周年記念号の歴史解説だけ読む

『Crawdaddy!』というロック雑誌の10周年記念号(1976年3月号)をパラパラ見てました。 『Crawdaddy!』は、ポール・ウィリアムズ(ロジャー・ニコルズの相棒とは関係ありません)が1966年2月に創刊した、アメリカで最初のロック批評誌、と言われます。後年、あっちやこっちのほうが早いとか色々言われてたりもしてますが、影響力という点では最初と言っていいはずです。ちなみに有名な『Rolling Stone』は1967年11月創刊。 ポール・ウィリアムズはビーチ・

雑談:全部同じ人からのネタ

忙しいと更新される画像ネタ集。もう結構やっているが、まだやる……。 気を抜くと忘れてしまう元ネタ YMO『Tighten up』ジャケット Mike & Richのジャケットの元ネタから派生して 元ネタを見たときに誰がサンプリングしてたかを思い出しづらくなってきた ハリケーン#1 Blow-Upの右側が知りたい FPMの最初のほう 1998年のP5 ※他にもやった気がするが今パッと出て来ない BRIDGE『PAPER BIKINI YA-YA』(1993)カジヒデキ在籍バ

雑記:『○○○○○○』読書中

『○○○○○○』という音楽本を見つけて読んでるのだが、これが今ちょうど面白い。東京新聞の音楽記者だった著者が1989年に出した本で、書名の通り1960年代から1980年代の日本の音楽シーンをメモ書きで振り返ってるんだけども、はっぴいえんど的なものの記述がめちゃ希薄で、それ以外の、リアルタイムにヒットしたものとか、話題になったものばかりが出てくる。「再評価」がない。「当時の価値観」で「評価」されたものばかり。最高! 2018年に田沼正史『日本ロック史』という本が話題になって、

画像集:1990年代前半ロックフライヤーコレクション

1980年代後半編の続き。今回は1990年代に突入……のつもりだったんですが、微妙に時期がズレてるのもあるので、まあ「その辺」ということで。あとあんまりポップじゃないからロックと書いてますがロックだけではありません。 1988-12-22 PRETTY MONKEY IN THE GROOVE

ロック批評の参考図書(イギリス編)

ロック批評の参考図書(アメリカ編)の続き……を書こうとしたけど、思った以上にイギリスのロック関係本で取り上げたい翻訳書がなくて困りました……。なので少なめ。 ジョージ・メリー『反逆から様式へ/イギリス・ポップ芸術論』(1973-12-10、音楽之友社)

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雑談:「ゴッド・スピード・ユー!」にこめられた意味

映画『ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー』、皆さんご存知だと思います。いや、映画本編は観たことがなくても、そういう映画が存在するという話くらいは知ってると思います。当時の本物の暴走族=ブラック・エンペラーが出演した暴走ドキュメンタリー。1976年公開、柳町光男・監督。 カナダに同名のバンドがいて、そこからたどり着いた人も多いと思います。 この映画を観たことがない人向けのトリビアとしてはですね、挿入歌が南正人「トレイン・ブルー」とザ・モップス「なむまいだあ」、エンデ

ロック批評の参考図書(アメリカ編)

note用にストックしてた記事を全部使ってしまったので、また書き溜めたり過去原稿を発掘したりしなくてはいけないのですが、何を更新すればいいか迷って、最近は何か読みたいのありますか?と周囲に聞いています。 「意外と普通のネタがいいと思いますよ。ばるぼらさんは飽きてても、普通の人は飽きるほどサブカルとか見てないから……」と言われたので、たまには「基本」的なことを書いてみよう。と思ってたところに「じゃあロック批評とかの話で何か」と言われたので、ロック批評の基本の話を書く! 今か

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BOREDOMSを久々に聴く(~1994)

渋谷系再考を兼ねてこの前エル・マロを聴いていたので、今度はBOREDOMSを聞いています。ボアはいわゆる渋谷系ではないですが、デス渋谷系と呼ばれるオルタナティヴ・ミュージックの、日本における源流として、その存在感は非常に大きいです。BOREDOMSのメンバー(当時)による花電車や想い出波止場といったグループはコーネリアスに影響を与えていますね。今回は久しぶりにBOREDOMSを聴いていきましょう。基本的に敬称略! 結成BOREDOMSの一番最初は、ハナタラシのメンバー竹谷郁

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2022年に見つけた印刷物 part 4

part 3の続き。年末のまとめ更新の前に一回くらいやっておこう。 第5位・『NEXT WAVE Vol.4 Laurie Anderson』第5位はローリー・アンダーソンの1984年ツアーパンフレット! 別に高いわけではないんですが、300円くらいで発見。名盤『ミスター・ハートブレイク』を出した後で、日本のラフォーレミュージアムが企画した「Next Wave」という女性アーティスト招聘企画の第4弾のようです。発行がツルモトルームでした。『スターログ日本版』の鶴本正三の。撮