見出し画像

英語はリズムだ | 通訳者、英語学習のモチベーションの維持について考えてみる👀~ビギナー編~

こんにちは、ブライトウーマンワールド代表・通訳者のえりりん(高瀬惠理)です🌈

前回は特に対象者なく、ざっくりと思うところを書いておりました👇

今回は、英語学習のモチベーションの維持~ビギナー編~ということで書いてみたいと思います。

まず、多くの人が外国語を勉強する際に目標にすることは、『自分の意見が相手に伝わる』ということではないでしょうか。

現在、私は日英・英日通訳者をしておりますが、親のどちらかが英語スピーカーというわけでもなく、帰国子女というわけでもありません。英語を習い始めたきっかけも、中学生になり、英語の授業が始まったから。

英語耳は11才までに作られると言われています。正確に言うと、赤ちゃんはどんな言葉も聞き分けられる能力を持っているものの、環境に合わせて聞く必要のない音域を聞きとるための能力を落としていくのです。

中学生と言えば、13才。まだ辛うじて、英語を聞き分けるための能力を残していたかもしれませんが、英語は完全な第2言語として学びました。

それでも、英語を聞くと内容をイメージできるブレークスルーを経験したり、頭の中で何かを思い浮かべると、自然と日本語より先に英語が出てしまう、という経験もあります。

少し話は飛びますが、私は大学生になってからハンガリー語、韓国語、ベトナム語を習いました。(なぜ学ぶに至ったかという詳しい理由は、まだあまり書いたことはありませんが。参考はこちら⬇️)

大学4年生になる21才の頃には、ベトナムのハノイに半年間語学留学しました。英語ほどは話せるようにはなりませんでしたが、それでも、友達とベトナム語で会話したり、英語で質問されているのに、ベトナム語しか出てこない、と言った不思議な体験をしたこともあります。

そういった経験から、外国語は何才から習い始めてもそれなりには話せるようになる、という確信を持っています。

では、何をすればよいのか。

リスニングとスピーキング、それぞれを丁寧に見ていきたい思いはあるのですが、いろんな言語を学び、それぞれの言語でそれなりに通じてきた経験から、ひとつだけ選ぶとするなら、下記をご紹介したいと思います。

✅それぞれの言語のもつリズムを大事にする!

日本人は特に、中学生の頃から長い間、文法、語彙、リーディング、リスニング、ライティングと勉強しているのに英語を話せないと言われています。

ただ、私が通訳をしていて、つくづく思うのは、『みんな意外と英語が分かっている』ということ。

では、なぜ話せない、通じないと思ってしまうのか。それは、その言語のもつリズムについて知らない、もしくは、リズムについて学んで来なかったからだと私は思っています。

発音とも関わる部分で、一つ一つの発音も大事な要素ではあるのですが、フレーズのリズムの再現という方に私は重きを置いています。

関東人にとって関西弁が分からないというようなイメージです💡

新卒で入った会社にいた頃、横浜から来たばかりの後輩が、『コンビニに行ったら、店員の言ってることが全然分からなかったです。』と。

また、関東で稼働されている通訳者さんが、『関西の方の言っていることが分からなくて困ることがあります。』と、仰っているのを聞いたことがあります。1回だけではなく、複数回。

また別の例でいうと、私は旧姓も高瀬(夫も高瀬さんでした。)なのですが、大学生になって大阪に出るまで、たかせ(書き言葉ではうまく表現できませんが、アクセントは”た•か•せ”の全てにつく言い方)と名乗っていました。ただ、これだと自分の地元以外の人にとっては覚えにくく、名前を何度も聞き返されていたのです。逆に、”たか•せ”と前の2つにだけアクセントを置いて、”せ”を下げるとすぐに名前を覚えてもらえるようになりました。

これが意味することは、自分の想定しているリズムから外れたリズムで言語が聴こえてくると、その言葉を理解できない、ということ。

日本語でこれなのですから、外国語では言わずもがな。英語なら英語のフロー、ベトナム語ならベトナム語のフローを知り、使えるようになることで、自分の外国語が伝わるようになる➡️伝わると楽しい➡️楽しいとモチベーションがあがる➡️ますます勉強したくなる、というサイクルに持っていくことができるのではないか、と思っています。

具体的には、ディクテーションやシャドーイングを重点的にやってみることをオススメします。

ディクテーション⏩英語を聞いて、もともとのフレーズを書き出す練習方法

シャドーシング⏩聞いた英語をそのまま再現する練習方法

どちらも通訳者のトレーニングとしても、初期の段階で扱われる手法です😉

もし、『英語を長いこと勉強しているのになかなか伝わらない』というのに思い当たる節がある方は、一度、自分のリズムを棚卸ししてみてくださいね。伝わらない理由は、文法でも、語彙でもなく、リズムが原因かもしれません。



よろしければサポートお願いします。サポートは世の中のコミュニケーションがよくなるための活動に使わせていただきます💛