良くない発言?【NFさん家の頭の中】
ある朝、EJ(ENFJ)がイベント申し込みをしています。
IJ(INFJ)が画面を見ると、そこには「コミケ」の文字がありました。
「本を作るんですか?」
「そうだよー」
どうやら今まで撮影した写真を、本として頒布する様です。
笑顔のEJとは反対に、IJは少し曇り顔です。
一冊も売れなかったらどうなるのだろうかと、考えていたからです。
「でも実は、本を売る事が目的じゃなくてさ。
EPはともかく、IJとIPはあまり人混みが得意じゃないから、売る側だったらみんな楽しいかなって思って申し込んでみたんだ」
「あ………ありがとうございます」
「複数の作品を頒布しても良いんですね。
IP(INFP)の描いた絵も一緒に出しても面白そうですね」
そう思った事を口に出した後、自分の発言に後悔。
訂正しようと口を開けようとしましたが時は既に遅く、EJは目を輝かせ賛成!と言いました。
(いやでも、IPって人前に出るのは好きじゃ無かったですよね!?やってしまった!!)
「という事なんだけど、IPイラスト出さない?」
「えっっっっ」
案の定、面食らったIPが
わたわたを左右を見渡しながら百面相しています。
顰めっ面をしたかと思えば笑顔になったり忙しく表情が変わっていきます。
「難しかったら…」
「いや、そんな事ないんだけど
でも!あーうー…ちょっと待ってね…!」
顔を赤くしたIPはあーでもない、こーでもないと独り言を呟きます。
その姿を暫く心配そうに見守っていたIJでしたが、IPの独り言を聞いていると、どうやら本にするイラストを何にするかを悩んでいる様子。
その様子にIJはホッと胸をなでおろしました。
「イラスト本の登録をしに行きましょう。」
「え、大丈夫かな」
「大丈夫です。何かあれば私が対応します。」
この後、伝え忘れていたIPに感謝されたのは別の話
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